冷静にものごとの本質を把握して、事をすすめていけるかどうか、時には鈍重とみえながら、時の熟するのを待って、適切な手をうっていく。そんな政治家がいたのかどうかは不明だが、あらゆる陰謀、他国の思惑、国民の信条などなど、要素をいろいろ思案しながら、決定していくだろうし、決断していくだろう。
東京都の市場移転の問題を巡って、ゴジャゴジャしてきた。一人都知事のみの問題ではなく、都庁役員の問題なのか、利権構造のなかで、利権に群がる連中のしたことなのか、朝のテレビがあれこれ調べ始めている。スタッフがどの程度いるのか不明だが、この手の取材陣がどの程度の規模なのか、力量なのか、知りたいところである。
そこで、民進党の代表選挙で蓮舫氏が代表となった。弁が立ち、熱が感じられる。だが、重厚さというのは、求めることはできない。その発言は軽く、本質を突く力があるかどうかは不明である。だが、女性であることから、誠実さは感じられるし、理詰めでいけるなら、侮りがたい存在になるのではないだろうか。