菅元総理の著書「東電福島原発事故総理大臣として考えたこと」を購入した。もう100ページをこえるところまで、読み進めてきた。
ここまで読んで、菅さんでなければ、この事故に対応できなかったのではないかと痛感する。各大臣、関係者の奮闘ぶりに感動する。
菅さんは、裏表のない政治家だと思っていたが、事実、この著書を読めば、それが、よくわかる。率直であり、理系の人らしく、合理的であり、説得力がある。必読をおすすめしたい。
それと、それに先立ち、官房副長官だった福山哲郎氏の「原発危機官邸からの証言」も購入しており、これと併せて読むと、いかに官邸が対処したか、よくわかる。
その後の自民党の攻撃を考えると、ムネが悪くなるが、当事者として、懸命に奮闘してくれた人々に本当に感謝したい。
それにしても、安全神話の元、なんの対策も講じていなかった原子力ムラの体質、自民党政府の怠慢。それを、反省するどころか、懸命に対処してきた民衆党政権に対する仕打ちの数々、小生は忘れることはできない。
こんな自民党が、復権するのかと思うと、そら恐ろしい限りである。