空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

石原都知事の決心に思う

2012年10月26日 11時27分22秒 | 思考試行

80歳にして、この行動力には感心するけれども、行き着く先を考えると、戦争も辞さないという姿勢が鮮明で、命をかけてなんて簡単に言うし、事実そう考えていそうである。

全体として、そういう元気な考え方をする人は、とかく視野が狭い感じがある。国とか、民族とか、自身のアイデンティティに敏感であり、ために、解りやすく迷いがない。

一見魅力的だが、それが危険だともいえる。人類全体がどのような経路をたどっていくのかが、決せられるような、決定的な場面へと導いていく考え方であるともいえる。

中国のような自国の利益のためには、グイグイおしてくるような国に対して、一歩もひかない姿勢で臨むとなれば、これは、決定的な場面に向かうのは必至であり、そうでなければ、相手国の態度をかえることは、できないというのは、正論だろうが、多くの犠牲があっても、それは致し方がない、と思っているのだろう。

個人間であっても、妥協をすれば、本当の関係の解決にならず、一方の勝利、片方の敗北に終わるのが普通のようにおもうときがある。適当な争い、戦う姿勢が、真に良好な関係を築くこともあるのは事実なのだが、それをいつ、どんなときにやるのかが問題である。

理不尽なのは、おそらく、この世のしくみであって、もともと合理的ではないから、何があっても不思議ではないが、石原ブームが起こるとなれば、それは、もう一度、悲惨な思いをして、次の時代のための準備をするということだろう。まだ、勉強がたりないということだろう。