空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

天地明察の映画もよかった

2012年10月23日 16時58分48秒 | 思考試行

ようやく都合がついて、今日、天地明察をみてきた。小説もすでに読んでいるのだが、映画となると、イメージが補完されて、ドラマの筋がわかりやすいし、仕事がしっかりしていて、感動的であった。もっとも、小説を読んだときの印象とすこし違うところもあるが、それは致し方のないことである。

それにしても観客の数が少ない。平日の昼間だから無理もないが、いい作品だけに、もっと多くのひとにみてもらいたいものだ。

小説でもそうだが、暖かい人間関係があって、それでも厳しい関係もでてくる。それが、またドラマの見せ所でもあるのだが、このドラマは、史実に基づいているから、絵空事ではない魅力がある。

まったく、ゼロから作者の創作の場合もいいものがあるが、こうした史実による作品の良さもある。なにより具体的に当時の様子を再現してくれるのだから、この説得力は大きい。

暦の世界でも、せっかく進んだものが、あとになって元に戻ってしまっていたという事実など、いまでもありそうなことが、サラりと出てきたのは印象的だった。一本道で、ものごとは進まないのだ。

いい仕事をしている。こういう作品こそ、本当に大ヒットしてほしいと思うのだが、どうだったのだろう。