大事なことが、粗末に扱われ、丁寧に扱われないと、世の中は、いい方向へと変わってはいけない。政治の世界が、本当におかしくなっている。予算が通らないから、予備費で対応すると、民主党は方針を決めた。今できることを、やるしかないということのようだ。
自民党、公明党の協力が得られないなかで、やむを得ない選択だと思われる。自分たちの会派の状況から、為し得る手段をとるまでということになる。
自民党は、過去の自分たちの政治の仕方の批判をうけて、政権を離れたわけだが、深刻な反省があって、何か進歩したのであろうか。体質は何も変わってはいない。ところが、今、政権に近づいていると見られている。
官僚主導になり、官僚におぶさり、国民はまた彼らの関心外になることだろう。力あるもののための、政治に変わっていくのだろう。
本当に、国民のことを考え、実行する政治が本流になるには、まだまだ紆余曲折しなければならないのだろう。あれこれ考えると、頭で考えれば簡単なことなのだが、実際にはそうはならない実例が、また、しばらくは続くことになるのだろう。