少しずつ、寒くなってきて、庭猫たちの住まいを作った。餌のときには、側へ来るが、普段は、顔をみれば、逃げ出そうとする関係の外猫である。
程度の違いはあれ、飼い猫であり、庭から外へはいかない。雨がふったりすると、どこで、過ごしているのかと、家内ともども気にかけてきた。ときどき、いろいろと段ボールの箱で、家をつくってきた。
傘をさしかけて固定する、などやってきたが、なかなか決定打がでない。しばらく、入っていても、雨が降り込んだりすれば、もう入らない。
今回、使わなくなっていた低いテーブルを利用することにした。家内の発案である。やってみると、これがドンピシャで、段ボール箱、毛布、使わなくなった風呂のマットなどを組み合わせて完成。すっかり気に入ってくれたようで、夜も昼も、ここで、二匹が気持ちよく寝ている。
雨や雷にも、動じない。折を見ては、入っている入っている、と確認しあっている。ガラス戸越しに、動きがわかるようになっているのだが、少しは、関係が親密になるのだろうか。
やはり、身近にいないと、親密感がでてこない。猫の方も、徐々になれてくればいいのだが、もともと、ノラ出身であるだけに、そう簡単ではない。基本線をくずさないのである。
ナンカシタンカイナ!と逃げそうにするときには、声かけをするのだが、この関係は簡単には崩れそうにはない。