空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

中国作家のノーベル賞受賞はいいことだ

2012年10月12日 08時49分16秒 | 思考試行

文学賞は、中国の莫言氏が受賞した。言わない、という意味のペンネームらしい。中国政府の現状のいま、意味深長である。

多くの国民が、作家に注目し、広い視野、深い知見をもつことは、重要である。作品は、人間を描いている。直接的な啓蒙小説ではないだろうが、それは、普遍的な意味をもつ。

このところの、中国政府の排他的な反応は、危ういものを感じる。人間世界の現状が、まだまだの段階であることを痛感させる。その動向に、この受賞がいい効果をあげることを期待する。

汚職、腐敗、格差、権力争いの激しさ。これらが、中国を揺るがしている。日本も、民主党に政権交代して、官僚支配の構造から脱却しかかったと思ったが、ここへきて、「ポピュリズム批判」の動きが活発である。

民主党の政策を「バラマキ」と、単純に言ってのける神経が、この傾向を端的に示している。早くも自民党の復権を予測してか、官僚は、格差拡大傾向や、民意の反映などから遠のく傾向に動いている。

自民党は、政党交付金をうけとりながら、弱者切り捨ての動きの復活である。山中教授は、今まで受賞してきた賞金を、貯金している。それは、今、研究に関与している人たちの処遇の変化に備えているという。えらい違いである。