山中教授が、ノーベル賞を受賞した。多くの研究者の力が、合わさってという風に、伝えられている。実験に携わって、大きな力を発揮してきた高橋講師のことも、大きく扱われている。
これは、山中教授が、自分だけの手柄にしないでいる証左であって、これこそ研究所の人間関係の素晴らしさが、出ている。
そして、研究費が足りなくて、教授自らが、募金活動に努力しているという。政治家がお手盛りで、血税を浪費している一方で、真面目な研究者には、お金がまわらない。
それでも、そんなことはおくびにも出さず、この受賞は、日の丸のおかげだと教授が言った。恥ずかしくないのだろうか。政治家の諸君は。
それで、ノーベル賞の効果は、研究費の増額となるらしい。それで、人類のためになるのなら、すばらしいことである。大阪人らしくユーモアを忘れない、教授の今後の活躍を、期待したい。