とにかくまとまらない。意見が、多数、多様にでてくる。そして、人間的な関係によって、親分子分のような存在もある。誰がリードするのか、主導権をもつのか、役職をめぐっての争いがうまれる。
どれか一つになることは、おおむね不自然であって、まとまっていることは、不健全であることを証明しているぐらいにみえる。
誰か中心の者を決めて、そのものが大きな失敗をしない限りは、みんなついていくというシステムであれば、ガマンの構造もうまれるが、案外長続きして安定な政治が続くこともある。ただし、中では、悲惨な事象が多くあって、ガマンならなくなって、世の中進歩してきたのではないだろうか。
だとすれば、今はどの程度の状態にあるのだろう。どこの世界も完璧とは言い難い矛盾をかかえ、改善すべき点が山ほどある。わかっているところから、あの手この手で、この改善のために、多くの人の努力が傾注される。
そのうち、効果がでて、目を見張るような成果がうまれる日がくるだろうか。もうその時期は、そこまで来ているような気がするのだが、夜明け前が、一番暗いともいう。絶望せずに、進んでいくほかない。