goo blog サービス終了のお知らせ 

空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

年金記録

2011年05月18日 06時46分37秒 | 思考試行

菅さんは、民主代表時代に、年金問題で与党を鋭く追及した。そして、のちに行政側のミスであると、わかったのだが、自らの年金について、「モレ」があるということになり、そこで辞職したのであった。そして、お遍路さんになり、丸坊主の姿が、マスコミに報じられた。歩き遍路だった。

行政側のミスであると分かったのは、大分後であった。まさに、理不尽である。だが、菅さんがそのことについて、騒いだりはしていない。考えてみれば、この種のことでは、小泉氏が、当然社会保険には、入れないにも関わらず、ある社長の「好意」により、社会保険に加入していたことがあった。小泉氏は、答弁で、「人生いろいろ」といって、ケムにまき、そのことは、問題になることなく、サタヤミになってしまった。

年金問題では、集めた金の問題もある。当時の政権、そして、大手ゼネコン、地方ボス、利権がむらがり、無駄遣いをしまくった。年金は、統計と数理によって、精緻に運用されていることになっている。だが、これを外部から、評価したり、批判したり出来るものはいないようだ。完全な密室になっている。

年金は、まさに記録の世界である。本人も、なかなか、自分の職歴なり、年金の加入状況は、把握できない。どこへ勤めていたか、そこが、果たして手続きをしていたか、時がたてば、すべては記録に頼るしかない。

いろんな要素が、重なり、年金問題は、いまだに完全解決とはいかない。それでも、みんな年老いていくことは、間違いない。誇り高く生き、そして死ぬためには、年金はなくてはならないものだろう。だが、生活保護の給付額が、40年国民年金をかけてきた人より、多いというのは、まことに、不条理である。