小泉郵政劇場選挙で、多数の議員を獲得したとき、憲法をかえようとする動きが、活発になった。郵政が題材であったにもかかわらず、多数をとったとなれば、なんでもありだ。
つられて、世論も、かなり傾いた。そして、安部政権で、改憲のための手続き法が可決されてしまった。いわば、外堀が埋まった。
若者たちは、職がなく、兵隊になるか、ぐらいの雰囲気があった。覚悟しているという人もいた。おりしも、北朝鮮の挑発的な動きがあった。主婦が、あんなの許していていいのかと言い出した。あぶなかった。
平和を守るためには、戦争ができる状態にすることは、絶対にやめておいた方がいい。アメリカのポチとして、どこへでもかりだされる危険がある。戦争はしない、という憲法をもつことは、平和の武器である。
それが、昨日の憲法記念日、アンケートによれば、改憲反対の人が、わずかではあるが、過半数を越えている。ひとまずは、いい傾向ではある。
しかし、油断はできない。人の心は、簡単に変わる。戦争をしないことを、キチント覚悟しておかないと、いつも危ないのである。