(原題:the PURSUIT of HAPPYNESS)
----これって実話ニャんだよね。
ウィル・スミスが実の息子と共演しているんだって?
「そう。彼の名前がまた長いんだ。
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。
ね、舌を噛みそうでしょ」
----どう?似ていた?……。
「どちらかと言うと、
お母さん役のタンディ・ニュートンに似ていたかな。
プレスの写真を見ても、目元がそっくり」
----ふうん。でも実の父と子じゃ
演技もしづらいだろうね?。
「ところが、
ウィルの息子と言うよりも
主人公クリスの息子のような錯覚に陥ってしまうほど、
彼は役になり切っていた。
映画は、ホームレスから億万長者になった男クリスの話。
クリスは医療機器のセールスマン。
ところが仕事ははかどら顧客はつかず、
家族を養うこともままならない。
家計を支えてきたパートナーのリンダも
とうとう家を飛び出してしまう。
そんなある日、学歴無用で高給取りへの道が開けると聞いた彼は、
一流証券会社の株式仲介人養成コースへ。
しかし半年の研修期間中は無給。
家賃滞納で、ついには家を追い出されてしまう。
かくして始まるクリスの奮闘の日々。
ホームレスであることを隠しながら厳しい研修をこなす一方で、
日々のねぐらの確保にも奔走しなくてはならない。
そんな彼の心の支えは愛する息子の笑顔だった…」
----うわあっ。大変だね。
日本ではホームレスは多いけど、
さすがに子供を抱えてと言うのは
あまり見かけないよね。
「この映画の中で印象的なのが、
トイレにカギをかけてふたりで寝るシーン。
『ライフ・イズ・ビューティフル』でのロベルト・ベニーニと同じく、
ある<嘘>の物語を作って息子に話して聞かせ、
生活の悲惨さを彼に実感させまいとするんだ」
----原題は『幸せの追求』か。
ニャるほどって感じ。
でも、こういう映画って、最後は心温まるんだろうけど、
あまり、観たくないようなシーンが多いんじゃニャい?
「それはあまりなかったね。
観客を泣かせようとするんだったら、
悲惨なエピソードの積み重ねでいくんだろうけど、
子供のかわいそうな描写は、
彼が大事にしていた人形のエピソードくらい(詳しくは観てね)。
どちらかと言うと、
クリスが体験する苦くて重いエピソードが軸になって展開していく。
セールス商品である医療機器(骨密度計測器)を盗まれたり、
自分の置かれている状況=ホームレスを
研修先に知られまいと必死に隠すという風にね。
でも、この映画の救いは
それらがテンポよく進み、
あまり後を引かないと言うところにあるんだ」
----へぇ~っ。監督はだれニャの?
「日本初登場となるガブリエレ・ムッチーノ。
彼は言う。『アメリカン・ドリームの真髄を理解するには、外国人でなきゃ』。
その一方で、彼はこの話を普遍的なものとして捉えている。
『ホームレスの人は世界中にいる』……と」
----そうか。この映画、日本でも人ごとではないわけだ。
「あと、興味深かったのは撮影。
これはあえてだと思うんだけど、
色が少しくすんでいて、画もザラつき気味。
時代が1981年と言う設定だからか、
その時代の映画のテイストなんだね。
同じホームレスを素材にした映画としては
マット・ディロン主演『聖者の眠る街』と並ぶ作品かも」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ぼくもニャくかも」
※いいお父さんだ度
人気blogランキングもよろしく
☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
----これって実話ニャんだよね。
ウィル・スミスが実の息子と共演しているんだって?
「そう。彼の名前がまた長いんだ。
ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス。
ね、舌を噛みそうでしょ」
----どう?似ていた?……。
「どちらかと言うと、
お母さん役のタンディ・ニュートンに似ていたかな。
プレスの写真を見ても、目元がそっくり」
----ふうん。でも実の父と子じゃ
演技もしづらいだろうね?。
「ところが、
ウィルの息子と言うよりも
主人公クリスの息子のような錯覚に陥ってしまうほど、
彼は役になり切っていた。
映画は、ホームレスから億万長者になった男クリスの話。
クリスは医療機器のセールスマン。
ところが仕事ははかどら顧客はつかず、
家族を養うこともままならない。
家計を支えてきたパートナーのリンダも
とうとう家を飛び出してしまう。
そんなある日、学歴無用で高給取りへの道が開けると聞いた彼は、
一流証券会社の株式仲介人養成コースへ。
しかし半年の研修期間中は無給。
家賃滞納で、ついには家を追い出されてしまう。
かくして始まるクリスの奮闘の日々。
ホームレスであることを隠しながら厳しい研修をこなす一方で、
日々のねぐらの確保にも奔走しなくてはならない。
そんな彼の心の支えは愛する息子の笑顔だった…」
----うわあっ。大変だね。
日本ではホームレスは多いけど、
さすがに子供を抱えてと言うのは
あまり見かけないよね。
「この映画の中で印象的なのが、
トイレにカギをかけてふたりで寝るシーン。
『ライフ・イズ・ビューティフル』でのロベルト・ベニーニと同じく、
ある<嘘>の物語を作って息子に話して聞かせ、
生活の悲惨さを彼に実感させまいとするんだ」
----原題は『幸せの追求』か。
ニャるほどって感じ。
でも、こういう映画って、最後は心温まるんだろうけど、
あまり、観たくないようなシーンが多いんじゃニャい?
「それはあまりなかったね。
観客を泣かせようとするんだったら、
悲惨なエピソードの積み重ねでいくんだろうけど、
子供のかわいそうな描写は、
彼が大事にしていた人形のエピソードくらい(詳しくは観てね)。
どちらかと言うと、
クリスが体験する苦くて重いエピソードが軸になって展開していく。
セールス商品である医療機器(骨密度計測器)を盗まれたり、
自分の置かれている状況=ホームレスを
研修先に知られまいと必死に隠すという風にね。
でも、この映画の救いは
それらがテンポよく進み、
あまり後を引かないと言うところにあるんだ」
----へぇ~っ。監督はだれニャの?
「日本初登場となるガブリエレ・ムッチーノ。
彼は言う。『アメリカン・ドリームの真髄を理解するには、外国人でなきゃ』。
その一方で、彼はこの話を普遍的なものとして捉えている。
『ホームレスの人は世界中にいる』……と」
----そうか。この映画、日本でも人ごとではないわけだ。
「あと、興味深かったのは撮影。
これはあえてだと思うんだけど、
色が少しくすんでいて、画もザラつき気味。
時代が1981年と言う設定だからか、
その時代の映画のテイストなんだね。
同じホームレスを素材にした映画としては
マット・ディロン主演『聖者の眠る街』と並ぶ作品かも」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「ぼくもニャくかも」
※いいお父さんだ度
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期待してるんですが・・・やっぱり、よさそうなこと
えいさんのレビューで確信しちゃった(笑)
楽しみです♪
そうですね。
にゃんこさんの
うたた寝指数が楽しみです。
ぼくの予想は……5分かな?
トイレのところと、ラストと、ウィル・スミスの泣きにやられてしまいました。
でもこの映画は押し付けがましくなかったですね♪
それがまたよかったです!
トイレのシーンは切なかったです。
恐竜の作り話がたまりませんでした。
こんな中から、立ち上がるなんて
並たいていの精神力じゃないですよね。
コメント欄の「タイトル」のところに「タイトル」って書いたのは間違いじゃないです(笑)
原題の文字が洒落ててよかったですね。
原題で検索かけたら「もしかして」とスペル訂正されました。
クリストファーくんの笑顔のためなら、
そして自分のためにも、弱みを見せないでがんばったお父さん、
切ないひたむきさに泣けてきました。
(また、「泣ける映画」とか言われちゃうんでしょうか…)
ウィルパパ、今この時期にしかできない父子共演ができて、
それが何より幸せなんじゃないかしら。
なるほど「もしかして」ですか……。
それはgoogleですね(笑)。
この映画、ぼくは泣けませんでした。
結果が分かっていたからと言われればそれまでですが…。
もし、結果を知らないで観ていたら、
それはそれで
けっこうキツい映画だったと思います。
ウイル・スミスの演技が良かったですね。あんな表情が出来る役者さんだなんて知りませんでした。オスカーにノミネートされていますが納得です。
タンディ・ニュートンの演技も良かったと思います。彼女の絶望して不幸になった様に共感して、妻の行く末が気になりました。
ウィル・スミス、オスカー・ノミネートされましたね。
あの一筋の涙のシーンは、
ほんとうに切なかったです。
タンディ・ニュートンも
一見、損な役回りを見事に演じていました。
飲み残しのジュースをコップから戻すところは、
さすがに驚きました。
私もクリスがトイレに鍵を掛けて一晩過ごすシーンが、
とても印象的でした
会社の中や子供の前では決して見せなかったはずの涙には、
実は不安で情けなくて…
今にも挫けそうな自分がいたのかもしれませんね
こんなに頑張ってるのに、どうして報われないのか
そう思いながら生活している人も少なくないと思いますが、
振り返って、そこに理由を求めている人よりも、
クリスのように純粋に頑張っている人の事を
やっぱり私は応援したくなります
う~ん。なるほど。
“純粋に頑張る人”か……。
この映画は、我が身を振り返って、
いろいろと自省させられます。