(原題:BEOWOLF)
「この映画にはちょっと驚かせられたね」
----えっ、CGを多用した英雄叙事詩じゃニャいの?
「うん。それはそうなんだけど、
最初オフィシャルを観たときには
『ポーラー・エクスプレス』ばりのモーション・キャプチャーを使った映画かと…。
しかし、実際に作品を観てみたら、ああいうアニメチックな作品じゃない」
----じゃあ、CGは背景やクリーチャーに使っているだけ?
「まあ、最後まで聞いてよ。
ところがアンソニー・ホプキンスはほとんどオールヌードで出てきて、
実際はかなり年のはずなのに肌はつやつや、艶かしい。
アンジェリーナ・ジョリーもこれまた豊満な胸を見せる。
で、ベオウルフ演じるレイ・ウィンストンが見事な筋肉美。
そしてロビン・ライト・ペンはまるでアニメのように
整いすぎて生気のない顔。
後でプレス読んで分かったんだけど、
結局、この映画はモーション・キャプチャー。
ところがEOGという技術のおかげで
まぶたや目の筋肉まで再現。
最近よく聞く“不気味の谷”だっけ。
これがまったくないという、まあ画期的な映像だったね」
----お話はどうニャの?
「これも驚きで、
主人公のベオウルフがやたら人間臭い。
名誉欲や愛欲にとらわれているばかりではなく、
自分を誇示したがる、
いわゆる目立ちたがり屋さん」
----それまた珍しいね。
原作でもそうニャの?
「いや。なんでも原作は三部に分かれていて
二部と三部が数十年飛んだりするらしい。
そこで、この脚本家たちは大胆な解釈を試みている。
それはアンファース王(アンソニー・ホプキンス)と
魔物(アンジェリーナ・ジョリー)の子が怪物グレンデル。
で、グレンデルを退治したベオウルフがその母である魔物と結ばれ、
その子供である火を噴くドラゴンが生まれる」
----ドラゴンまで出てくるの?
「うん。ここは見モノだよ。
『ベオウルフVS.キングギドラ』という感じ。
最初のグレンデルもロックバイターか大きなゴラム(笑)」
----でも、そういう戦ってばかりの映画って
苦手じゃなかった?
「それが意外と飽きなかったんだ。
これもプレスで分かったんだけど、
アニメの多くは被写体が動くとカメラも次の瞬間にいる。
オモシロくも何ともない動き。
ところがこの映画では、
カメラは常に被写体の後ろにいて常に少し動いていたり、
わずかに遅れたりするようになっている」
----いわゆる映画的ってことだね。
「監督のゼメキスは
スタッフに2Dカメラの基礎レッスンをしたらしい。
こういうところも映画をオモシロくしている理由の一つだろうね。
ただ、映像はかなり残酷で
子供が観るには少しキツいかもだけど」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「これは実写ニャの?それともアニメニャの?」
※ジョン・マルコビッチ、ブレンダン・グリーソンもいい度
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☆「CINEMA INDEX」☆「ラムの大通り」タイトル索引
(他のタイトルはこちらをクリック→)
「この映画にはちょっと驚かせられたね」
----えっ、CGを多用した英雄叙事詩じゃニャいの?
「うん。それはそうなんだけど、
最初オフィシャルを観たときには
『ポーラー・エクスプレス』ばりのモーション・キャプチャーを使った映画かと…。
しかし、実際に作品を観てみたら、ああいうアニメチックな作品じゃない」
----じゃあ、CGは背景やクリーチャーに使っているだけ?
「まあ、最後まで聞いてよ。
ところがアンソニー・ホプキンスはほとんどオールヌードで出てきて、
実際はかなり年のはずなのに肌はつやつや、艶かしい。
アンジェリーナ・ジョリーもこれまた豊満な胸を見せる。
で、ベオウルフ演じるレイ・ウィンストンが見事な筋肉美。
そしてロビン・ライト・ペンはまるでアニメのように
整いすぎて生気のない顔。
後でプレス読んで分かったんだけど、
結局、この映画はモーション・キャプチャー。
ところがEOGという技術のおかげで
まぶたや目の筋肉まで再現。
最近よく聞く“不気味の谷”だっけ。
これがまったくないという、まあ画期的な映像だったね」
----お話はどうニャの?
「これも驚きで、
主人公のベオウルフがやたら人間臭い。
名誉欲や愛欲にとらわれているばかりではなく、
自分を誇示したがる、
いわゆる目立ちたがり屋さん」
----それまた珍しいね。
原作でもそうニャの?
「いや。なんでも原作は三部に分かれていて
二部と三部が数十年飛んだりするらしい。
そこで、この脚本家たちは大胆な解釈を試みている。
それはアンファース王(アンソニー・ホプキンス)と
魔物(アンジェリーナ・ジョリー)の子が怪物グレンデル。
で、グレンデルを退治したベオウルフがその母である魔物と結ばれ、
その子供である火を噴くドラゴンが生まれる」
----ドラゴンまで出てくるの?
「うん。ここは見モノだよ。
『ベオウルフVS.キングギドラ』という感じ。
最初のグレンデルもロックバイターか大きなゴラム(笑)」
----でも、そういう戦ってばかりの映画って
苦手じゃなかった?
「それが意外と飽きなかったんだ。
これもプレスで分かったんだけど、
アニメの多くは被写体が動くとカメラも次の瞬間にいる。
オモシロくも何ともない動き。
ところがこの映画では、
カメラは常に被写体の後ろにいて常に少し動いていたり、
わずかに遅れたりするようになっている」
----いわゆる映画的ってことだね。
「監督のゼメキスは
スタッフに2Dカメラの基礎レッスンをしたらしい。
こういうところも映画をオモシロくしている理由の一つだろうね。
ただ、映像はかなり残酷で
子供が観るには少しキツいかもだけど」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「これは実写ニャの?それともアニメニャの?」
※ジョン・マルコビッチ、ブレンダン・グリーソンもいい度
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お話は単純ながら面白かったのですが、あの映像には少々飽きがきちゃいました~
せめて『300』くらいの映像の方が良かったなぁ~と思いました。
ぼくはあまり事前情報を入れないようにしているので、
この映画では、ころり騙されてしまいましたあ。
アンソニー・ホプキンスの肌がツルツルで気持ち悪いなんて考えたくらいです。
そういえば、昔『サンタクロース』という映画があって
「トナカイの演技がうまい」と感心して人に笑われたことが…。
どうやら特撮だったようです。
でも、そうは見えなかったんだよなあ。
アンジーは魔女の魅力タップリでした。
アンソニー、ブレンダン、にマルコビッチと脇も楽しかった、ただその他のキャラに粗が目立ったのが残念でした。
>性格がゴラムで動きはエント
マニアックな表現ですね。
でも最近のクリーチャーのヴィジュアルは
みんな似てきた気がします。(汗)
こんばんは。
これはどうにも性に合わなかったです
まさかオールCGだったとは。
ポーラーエクスプレスは好きなんですけどね、、、
ぼくも最初は目が落ち着かなかったです。
どの「英雄」もあの妖女の色香に惑わせれていく。
自分がアンジーのファンではないので、
まずそこが受け入れられなかったです(爆)。
今世界でこういうスタイルで映画作ってるのはゼメキスだけですから。
神話然とした世界観は結構好きです。
現実とほんの僅かにずれた世界はデジタル技術を生かすのにぴったりのステージなのでしょうね。
ノラネコさんのところでこの映画を
『300』の対極に位置づけてられたのが
とても分かりやすかったです。
こっちは映画風に作ったアニメ、
あちらはアニメ風に作った映画。
ぼくは『ベオウルフ』の方が好きです。
べオウルフは人間臭かったですよね。
勇敢でカリスマティックなんだけど、どこか愚かしい感じで。そんなべオウルフの全てを含めて忠誠を尽くしたウィグラーフは、とても印象的でした。
なので
>※ジョン・マルコビッチ、ブレンダン・グリーソンもいい度
この部分は、とても嬉しかったりして。
CG技術は本当に素晴らしいと思うんですけど、私としては生身の人間による生のパフォーマンスを楽しみたかった
ある方のレビューを拝見して、
あっ、と気づいたのですが、
この手の題材は、アメリカの監督には向いていないですね。
やはり、ヨーロッパの文化の空気を吸って育った人に監督してほしい。
そう、思いました。