----これって、またまたTVドラマの映画化だね。
「うん。監督の波多野貴文も劇場映画は初だというし、
正直言ってあまり期待はしていなかったんだ。
ところが、冒頭の襲撃未遂に続いて起こるフリーランニングのシーンで、
目はスクリーンにくぎ付け。
基本的には、ハリウッド映画のどこかで観たことがあるような
シーンの連続なんだけどね。
たとえば、車のボンネットの上を飛び乗って追いかける、
歩道橋の上で殴り合ってその下を通るトラックの上へ落下。
あるいは、地下鉄の改札を飛び越えてホームを追いかける。
挙句の果ては地下鉄の線路に飛び降りて格闘。
しかも、その間にも
主人公・井上(岡田准一)の
壁を使っての三角跳びがあったり
横転カ―クラッシュがあったり、と、ほんと息をつく暇もない」
----でも、それってSFX、あるいはCGだったりとか…。
「いや、それがけっこう実写も多いんだ。
たとえばそのカ―クラッシュ・シーン。
こんなの、日本の街中で撮影できるわけないと思ったら、
どうやら千葉の大型自動車教習所の跡地に
都内の交差点をそっくり再現したらしい」
----へぇ~っ。日本映画とは思えニャいスケール。
「そこがこの映画の最大のポイントだろうね。
物語は、政界の巨悪が陰謀を企むという、
いわゆるポリティカル・サスペンス・アクション。
それも確かにハリウッド的ではあるけど、
画作りに徹底したことが
この作品を、よりオモシロくしている。
VFXに『エイリアン2』『ターミネーター2』で
2度のオスカーに輝くロバート・スタックを招聘。
照明は『ロスト・イン・トランスレーション』の和田雄二。
クランクアップ後もハリウッドで35mmをデジタルカラーグレーディング。
各カットの色調を徹底的に揃えたという。
あと、、
プレ・ビジュアリぜーションという手法も取られているんだ」
----ニャに。そのプレ…ニャんとかって?
「通称プレビズ。
各シーンのシミュレーション映像を
リアルなCGアニメーションでクランクイン前に作り上げること。
これによる最大のメリットとしては、
アクション撮影時の事故の予防策を考えることができるのだそうな」
----それは画期的。
でも、技術の話ばかりだニャあ。
「映画そのものとしては、
ぼくは後半の展開がオモシロかった。
緊急事態が深夜に持ち上がり、
井上たちSPは官房長官を官邸まで護衛していかなくてはならない。
そこに、わらわらと覆面の男たちが襲いかかる。
最初の男たちを撃破しても、第2波、第3波が…。
最初は4人いたSPたちも傷つき、
ふたり、次はひとりと、人が減っていく。
最後は井上だけが官房長官を保護。
で、短い距離なのに、なかなか目的地にたどり着かない。
これがその昔、
ウォルター・ヒル『ウォリアーズ』で味わった感覚にそっくり。
こんなオモシロいネタ、
どうして長い間、だれも使わなかったんだろう。
本音を言うと、
拳銃をなぜギリギリまで使わないのか?とか、
110番しろよとか、
ツッコミどころも多いんだけど、
まあ、この後半の映像だけで、ぼくは大満足だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最初は、エスパーのことかと思ったらしいニャあ」
※あらら。それはともかく真木よう子がいい度
こちらのお花屋さんもよろしく。
噂のtwitterを始めてみました。
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「うん。監督の波多野貴文も劇場映画は初だというし、
正直言ってあまり期待はしていなかったんだ。
ところが、冒頭の襲撃未遂に続いて起こるフリーランニングのシーンで、
目はスクリーンにくぎ付け。
基本的には、ハリウッド映画のどこかで観たことがあるような
シーンの連続なんだけどね。
たとえば、車のボンネットの上を飛び乗って追いかける、
歩道橋の上で殴り合ってその下を通るトラックの上へ落下。
あるいは、地下鉄の改札を飛び越えてホームを追いかける。
挙句の果ては地下鉄の線路に飛び降りて格闘。
しかも、その間にも
主人公・井上(岡田准一)の
壁を使っての三角跳びがあったり
横転カ―クラッシュがあったり、と、ほんと息をつく暇もない」
----でも、それってSFX、あるいはCGだったりとか…。
「いや、それがけっこう実写も多いんだ。
たとえばそのカ―クラッシュ・シーン。
こんなの、日本の街中で撮影できるわけないと思ったら、
どうやら千葉の大型自動車教習所の跡地に
都内の交差点をそっくり再現したらしい」
----へぇ~っ。日本映画とは思えニャいスケール。
「そこがこの映画の最大のポイントだろうね。
物語は、政界の巨悪が陰謀を企むという、
いわゆるポリティカル・サスペンス・アクション。
それも確かにハリウッド的ではあるけど、
画作りに徹底したことが
この作品を、よりオモシロくしている。
VFXに『エイリアン2』『ターミネーター2』で
2度のオスカーに輝くロバート・スタックを招聘。
照明は『ロスト・イン・トランスレーション』の和田雄二。
クランクアップ後もハリウッドで35mmをデジタルカラーグレーディング。
各カットの色調を徹底的に揃えたという。
あと、、
プレ・ビジュアリぜーションという手法も取られているんだ」
----ニャに。そのプレ…ニャんとかって?
「通称プレビズ。
各シーンのシミュレーション映像を
リアルなCGアニメーションでクランクイン前に作り上げること。
これによる最大のメリットとしては、
アクション撮影時の事故の予防策を考えることができるのだそうな」
----それは画期的。
でも、技術の話ばかりだニャあ。
「映画そのものとしては、
ぼくは後半の展開がオモシロかった。
緊急事態が深夜に持ち上がり、
井上たちSPは官房長官を官邸まで護衛していかなくてはならない。
そこに、わらわらと覆面の男たちが襲いかかる。
最初の男たちを撃破しても、第2波、第3波が…。
最初は4人いたSPたちも傷つき、
ふたり、次はひとりと、人が減っていく。
最後は井上だけが官房長官を保護。
で、短い距離なのに、なかなか目的地にたどり着かない。
これがその昔、
ウォルター・ヒル『ウォリアーズ』で味わった感覚にそっくり。
こんなオモシロいネタ、
どうして長い間、だれも使わなかったんだろう。
本音を言うと、
拳銃をなぜギリギリまで使わないのか?とか、
110番しろよとか、
ツッコミどころも多いんだけど、
まあ、この後半の映像だけで、ぼくは大満足だね」
(byえいwithフォーン)
フォーンの一言「最初は、エスパーのことかと思ったらしいニャあ」
※あらら。それはともかく真木よう子がいい度
こちらのお花屋さんもよろしく。
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