ラムの大通り

愛猫フォーンを相手に映画のお話。
主に劇場公開前の新作映画についておしゃべりしています。

『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』

2007-05-27 02:33:33 | 映画
パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド 

(原題:Pirates of the Caribbean : At World's End)

---ここしばらく、キャストの来日で
日本中が大騒ぎだったけど
どうだった?肝心の中身の方は?
「前作『パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト』
バスター・キートンかジャッキー・チェンかって感じの
スラップスティックなところがあったじゃない。
今回は、どうするのかなって
それが気になっていたんだけど、
よく言えばアラビアンナイト、
航海もののルーツとも言えるシンドバッドを思い出したね」

----あ~。確かにそういうところあったニャあ。
満天の星空とか、けっこうロマンチックだったよね。
噂のキース・リチャーズはギターをつま弾くし…。
「うん。あと、
デイヴィ・ジョーンズが務めを果たさなかったことに起因する
流れゆく死人たちとか、巨大化した女神カリプソとかも、
これまでとは違うノリだ。
もっとも、最大の違いはタイトルにもなっている
ワールド・エンドだけどね」

----あれはシュールだったよね。
船を動かす蟹なんて、よく考えたよね。
でも、やはり息を飲んだのはクライマックス。
荒れ狂う海の中、
ジャックはマストの上でジョーンズと剣を交えるし、
ロープにつかまり、デッドマンズ・チェストを奪い合う。
「あれはよかったね。
その中で、ウィルとエリザベスが
永遠の愛を誓い合う。
あれっ、それじゃジャックは……?
と思ったら、とんでもないドラマが待ち構えている。
アクションの中で物語が動く-----。
これぞぼくの求めるアクションだね」

----なのに、興奮がいまいち感じられないニャあ。
「うん。
そうなんだよ。
これは土曜日に観たんだけど、
通路を挟んで斜め前にマナーの悪い人がいて、
携帯のメールチェックを何度も繰り返すんだ(怒)。
おかげで大切なところで光が目に入って…。
船が“ワールド・エンド”に突入する瞬間や
ウィルの運命が大きく動くとき、
またウィルがある大切な決断をするときなどなど……。
もう、ほんとうに頭にきた。
よほど注意しようかと思ったけど、
後味悪くなるしね(涙)」

----あっ。あのカップルね。
彼ら、このシリーズ初めて観たんだよ。
ラストにまた後日譚があること知らずに帰ってたもの。
ほらほら。あまり気にしないで。
ジャックみたいに
すべてにおおらかにいったら…。
「でもね。
映画は一期一会。
二度観るときには、
最初の驚きは経験ずみ。
いわゆる“ネタバレあり”で観るわけだからね。
しかし、ジョニー・デップの演技は素晴らしいね。
ジャックときたら、
まるでニューシネマの頃のヒッピー。
いや、もっと本質的なところで彼らよりも自由。
ほんと、彼のように生きられたらいいよね」


     (byえいwithフォーン)

フォーンの一言「これは4部もありそうだニャ」ぱっちり


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