贄崎灯台から上に上がると、
景色がブワーっと広がります。
伊勢湾の海ですねえ。
向こうには赤い灯台が見えています。
そしてその近くにあったのが、
このフェリー乗り場です。
平成17年に開港した施設で、
ここから伊勢湾を運航し、
中部国際空港へ向かう
高速船のターミナルです。
食堂とかもあるんで、
きっと伊勢湾の景色を眺めながら
食事もできるんですけど、
ちょっと時間が早いですね。
今日は津市内での食事を考えていますしね。
ここは残念ながら通り過ぎて、
海岸の堤防沿いを北向いて
歩いていきましょう。
伊勢音頭という民謡がありますねえ。
『伊勢は津でもつ、津は伊勢でもつ、
尾張名古屋は城でもつ』という
あの歌ですねえ。
doironとこのだんじり関係者に
この歌の上手な人がいて、
祭りにだんじりの上から
よく歌ってくれはりました。
地名の「贄崎は伊勢神宮の魚介類港」
だし
「高速フェリーが名古屋とつながる」
という交通アクセス。
ここの伊勢湾ぞいの道は
まさに伊勢音頭ぴったしの道ですねえ。
歌えませんけど・・・。
そしてここの海岸線から見ると、
津市内へとまっすぐな道が
何本も続いています。
これは近年津波、伊勢湾台風など
多くの災害におそわれたこの町の
復興の痕跡なのかもしれませんね。
伊勢音頭はこう歌っています。
『伊勢の旅路にうれしいものは、
道の眺めと伊勢音頭』
そして砂浜もずっと続く
伊勢湾から吹く風は
気持ちいい風でしたねえ。
『伊勢路懐かしご先祖さんが、
呼んでいるよな春の風』
キラキラ輝く海面、
遠くの景色もきれいだし、
こんな三重まで車で送ってくれるような
友達なんかもいて、
もう一杯いろんなことに
恵まれていますねえ。
「津」に来てよかったなあ
といろんなことに感謝しながら
歩いていきます。
昔のハーフマラソンで
こんな海辺の道を走ったのかなあ。
全然記憶がないですねえ。
もう30年くらい前の出来事やもんなあ。
海岸線の道は2kmくらい続きました。
途中休憩して海を観賞。
波の流れってじっと見ていても
あきませんねえ。
「伊勢湾だけに、
伊勢海老が泳いでいるかなあ」
「アワビは大量かなあ」
なあんて考えませんよ。
いや、ちょっとだけ考えたけど・・。
やがて道は安濃川河口の少し手前で
街中へと戻っていきます。
まっすぐな道を町に向かって
進んでいきます。
道が結構広く作られていますねえ。
一キロくらいで左折していきます。
あ、このあたりも皇帝ダリアが
咲いていますねえ。
最近は植えているところが
増えましたねえ。
我家もこんな感じでした。
その先に小学校、中学校がありました。
そしてその先で広い道に出ていきます。
ああ、もうぼちぼちお腹が
空いてきましたねえ。
どんな店があるのかなあ
と見ていると、意外にこの辺り
うなぎ屋さんも結構ありました。
でもなあそれをいただくのは
ちょっと年金暮らしには贅沢です。
もう少し先で地元のお店を探しましょう。
県民道路沿いに進んでいきますと、
左にステージのある
公園のところに出てきました。
この公園の奥にあるのが、
浅草、大須と並ぶ日本三大観音のひとつ
「恵日山観音寺」です。
ここは真言宗の名刹で伊勢の
天照大神の本地仏として
有名なんだそうです。
境内には小津安二郎氏の
記念碑とかもありましたねえ。
正門も立派でした。
そしてその先にあるのが
大門商店街にはいろんなお店が並びます。
参道の商店街ですねえ。
その一角に、小さな定食屋があり、
地元料理をそろえているような
そぶりだったので、
そこに入ることしました。
中に入るとビートルズの曲なんかが
流れています。
そしてなんかちょっと違和感があるくらい
次々ビートルズが流れるので
周りを見てみると
ビートルズの写真だらけの
そんな定食屋さんでした。
レットイットビー定食とか
イエスタデイ丼とかあるのかなあ
続く