ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

鈴鹿おろしの中を3

2019年01月25日 21時06分55秒 | ウォーキング

なぜ鎌倉氏の碑がここにあるかは
定かには決まっていないそうです。
伊勢参りの途中ここで
片目を洗ったとかいう説もあります。
そうですねえ、この辺りは
やはり伊勢参りとの関連なんかが
結構残っているのでしょう。

さあ、ではここから西に向いて
進んでいきましょう。



それにしても寒い。
町の喧騒の中でも冷たい風が
ビュウビュウ吹いている。
これを鈴鹿おろしというんだと、
あとで弁当を食べているときに
公園にいたおじさんに聞きました。

ちょうど市役所の南側当たりの地名は
「神戸(かんべ)」といいます。



この辺りに「神戸城」があるはずです。
鈴鹿市の中央道路をしばらく進み、
右に曲がって神戸の中心街の方に
入っていきますと、ここに



「旧制神戸中学校の校門」

が残っています。

神戸の人たちの交流を祈念して
残しているそうです。

そしてその先を右折していきますと、
そこに神戸公園があり、



そこに神戸城の遺跡が残っていました。



神戸氏の一族がここに城を
作りすんでおりました。
織田と和睦しましたが、
秀吉とはうまくいかず
自刃した後は本多氏が
入国したそうです。

う~ん、今、この鈴鹿にある
Honda自動車と関係あるのか?
と一瞬思いましたが字が違いますね。

この本田技研の鈴鹿工場は
この会社の最大の自動車製造工場だそうです。

神戸城跡の中をウロウロしました。
ここには三等三角点もあるのですねえ。



そしてこんな石垣もあります。



結構広くて整備された公園でした。
そんな神戸公園を後にして
コースを進んでいきますと、
こんな小さな本多公園があり、



周りを住宅に囲まれているので
風も弱いようなので、
ここで昼飯にしましょう。



今日は、こんな弁当と
寒いのでしっかりお味噌汁も
持ってきています。

まずは湯を沸かしてと座っていると、
高齢者が近づいてきましたよ。

「あれ?ここは火はダメなのかな」
と注意されるのかと一瞬心配しましたが、
ただの散歩でした。
でもひとこと言葉を残していきます。

「寒いやろ~、今上空を
ビュウビュウ吹いてる風は
『鈴鹿おろし』というんやあ」
とつぶやいていきはりました。

鈴鹿サーキットの爆音は
休業なので聞こえませんでしたが、
空でもがりぶえをかき鳴らしながら
「ビュウ、ビュウ」と強風が
吹いていました。

前回歩いた大東は生駒おろしで
今回は鈴鹿おろしですねえ。
うう、冷たい風なんかに
負けるものかあ。

凍った地面の上を滑って
転ばないように走った駅伝の経験や、
穂高で包まれた寝袋に
霜の張った初冬の低温が
doironを支えています。

お弁当はおいしかったなあ。

交通費節約のおじゃまむし旅行で
弁当を食べる。
ああもう年金生活者の
理想的な遊びですねえ。

静かな住宅が並ぶ公園で
むしゃむしゃ食べていますが、
もしかしたら地域の人は
物陰から観察とか
してるんじゃないでしょうねえ。

真昼間に犬を連れて歩いてくる
高齢者もいたなあ。
怪しいおっさんが変なものを
売りに来てるんやないやろうか、
なあんて押し売りおじさんみたいに
観察されているんじゃないでしょうねえ。

まあとにかく食事を終えて
ぼーっと風の音を聞いていると、
友達からメール。

帰りの時間はまだしっかり確定しないけど、
時間が合えば迎えに行ってあげるよ
とのこと。

ああ、鈴鹿おろしに乗った電波が
ありがたいメールを届けてくれました。

まあ、それではそういうことも
期待しつつ、とにかく最初の
計画通りに進んでいくことにしましょう。



公園を出て細長い車の通らない、
公園の道なのか散歩道なのか
地元の道なのかよくわからない
道を進んでいきます。



あ、前方にトンネルのような
道になっていますが



この辺で上に上がっていきましょう。

続く