ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

亡き母の誕生日

2018年01月12日 21時18分58秒 | 生活

母親が亡くなって
もうすぐ3年となる。

早いものやなあ。
腰痛から始まって
骨折、認知の始まりと
まあ世の中の規定通りに
年を取り、最後は病院で
静かに息を引き取った。

doironにとっては
かけがえのない介護の8年を
すごすことになったなあ。

そんな母の誕生日が
1月10日でした。
ヤギ座のO型

子どもの頃はお年玉で
潤っていたので
母の誕生日プレゼントはいつも
えべっさんのお飾りでした。

生きていたら今年91歳の
誕生日だったなあ。

そんな10日の朝、
近所の公園へ散歩に行こうと
家の前に出ると
母の友達だった近所のおばちゃんが

「今日はスーちゃんの
誕生日やなあ。
元気やったらカラオケにでも
行くのになあ」と話しかけてきた。

「いやあ、誕生日を
おぼえてくれてたんやなあ」

「いやあ、スーちゃんが元気やったら
私ももっと外に出ていくのになあ」と
しみじみといってはりました。

きっと楽しい時間を一緒に
過ごしてくれはったんやろねえ。
いつもさみしい想いをしてるんやあ
とつぶやいてはりました。
おばちゃん同士の
深いつながりってあったんやろなあ。
そんな人と人のつながりって
本当にその人の人生に
絡まってくるもんやねえ。

「おばちゃんは長生きしてなあ」
といっておきましたよ。

そんなことをしながら
公園を散歩していると
またべつのおばちゃんが
今日はスーちゃんの誕生日やなあ
と話しかけてきました。
なんかアイドルみたいでしたねえ。

だったら、今日はいっちょう
えべっさんでも
いってみるかあ。
という気になったので
かえって仏壇にお線香をあげてから
午後からミセスと
近所の「えべっさん」を唱えている
神社に言ってみることにした。



ここの神社は
母親の母親、すなわち
おばあちゃんの出身地の
すぐ近くだ。

ああ、ここで誕生日の
熊手の飾りを買ったことがあったなあ。
とか思いながら行ってみると
出店がほとんど出ていない
大きなテントがひとはり
張られているだけで
そこで熊手や飾りが置かれているだけだ。
まあ、今は商売も仕事も
大したことは何もしていないので
本殿にお参りだけして
帰ることにしたのだが、
その帰り道、何気なく神社内の
寄進者の名札をチラッと見てみたら
ふとばあちゃんの旧姓の名字が
いきなり目に入ってきた。
地域名を見てもたぶん
そのばあちゃんの家計の人に
違いないだろう。
ああ、ここに寄進しているんだ
と気づかされた。

えべっさんに行こうと思った時に
どこに行くかて考えたら
すぐにこの神社が浮かんだのは
ひょっとしたら
母さん含めてご先祖さんが
ここへ呼び寄せていたのかも
しれないなあと思ったのでした。

家に帰ってしばらくすると
二人目のおばちゃんが
仏壇に線香をあげに
来てくれはった、
亡き母の誕生日でした。