ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

西国三十三所 琵琶湖三井寺1

2018年01月09日 20時43分11秒 | ウォーキング

この話題は、昨年に行った
お寺の話なんですが
なんと新年の話題にふさわしく
お正月にピッタリですね。

書いていきましょう。
今年もしっかり歩きますよ~

ということで
西国三十三所の話です。

今回は14寺目のお参りに行きました。
それが第14番札所の園城寺、
通称三井寺で滋賀県大津市に
あるお寺です。

ここもそうやなあ
これまで3回は行ったかなあ。

1回は働き始めてすぐのころだったなあ。
そしてもう1回は比叡山に行ったときに、
一度立ち寄ったことがある。

そしてもう一回は、
前々回のドジ旅で
びわ湖毎日マラソンを
応援しながら歩いた時だ。



このお寺、そもそも比叡山が
近くにあるので、
宗教的にはややこしい位置にあり、
比叡山との抗争戦乱で
何度か焼失もしているお寺だそうだ。

それでもこうして今も
寺業を続けているのだから、
地元の信頼も厚いのだろうし、
札所として多くの人が
やってくるということも
あるのだろう。

今、doironが新たにこの寺に
行くとなると、それはもちろん
朱印をもらうためでもあるが、
施設的にも前から気にしていたものを
見みたいという気持ちもある。

それは何かというと
ひとつは「三井の晩鐘」で、
もう一つが「弁慶の引摺鐘」だ。
いずれも鐘なんですが、
いろんな話がそれらの
鐘に込められているそうだ。



晩鐘は龍に利かせる鐘で
琵琶湖の過去の絵図でも
描かれたりしいているし、
引摺鐘は気分に応じてならなかったり、
帰ろう帰ろうと鳴く鐘だったり
と話は面白い。

これらの鐘を今回はしっかり見てこようと、
先日天気のいい暖かい日に
車で出かけて行ったのだ。

琵琶湖までは本当に近くなった。

第二京阪と京滋バイパスを利用していくと、
途中全線歩いた淀川を超え、
石山寺から岩間寺へ向かって
こえていった橋をくぐり、
すぐに近江の国へとついてしまう。

その石山寺で降りて、
今度は三井寺まで山道っぽいところを
進んでいくと、大津を超え
三井寺に到着となる。

県道から国道161に入り、
琵琶湖疎水のところで
左折して入っていきますと、
正面がお寺です。

駐車場に車を600円でとめて
入りましたが、近くで
時間制の安いところがあれば、
そちらに駐車がいいでしょうね。



お寺に入るのにまた
500円入りますから、
ここは考えておかないとね。

仁王門から入っていきましょう。

近江甲賀の常楽寺に建てられた仁王門は
伏見城に移され、やがて
徳川家康によりこのお寺に
移されたものらしいです。



檜皮葺で優しい姿で
均整の取れた建設だといわれています。

とまあ簡単に移設されたように
書いてますが、さぞや
大変だったでしょうねえ。

運搬とか考えたら部品ごとに
ばらしたんでしょうねえ。

檜皮葺だって大変だったんだろう
と想像できますね。
それを超えて進んでいきますと、
おお~紅葉がきれいですねえ。



そしてこの園城寺を立てた
「上人の遺誡」が張られてありました。



まあ仏道を修養するものは
しっかりすれば仏道は永遠ですよ、
みたいなことを書いてはります。

そしてその横の階段のところには、
こんな注意書きが・・・



「すべりやすいので 通行注意」

だって。

う~ん、受験生は別の階段を
上りましょうねえ。

その階段の上には国宝である
金堂がありますが、
まずは三井の晩鐘です。
左の方にその晩鐘堂があります。



で、なぜこれが有名な晩鐘なのか
というと、こんなわけがあります。



昔、琵琶湖の龍が人間に化けて
子供を産んだのですが、
やがて湖に帰らないといけない
ようになりました。

子どもはそれ以来、龍のところへ行き
ミルクを飲んでいたのですが、
それも出なくなりました。

すると子供は泣き叫びます。

そこで龍は仕方なく自分の目玉を外して
子供になめさせるように
したら泣き止んだとのことです。

その目玉も両方なくなり、
ついに私にはも目が
見えなくなったけど
毎日鳴らして月日が
過ぎていくのを教えてください
といったそうだ。

その鐘がこれ。



三井の晩鐘と呼ばれている。

続く