ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

四国巡礼三十五番清瀧寺

2017年03月09日 21時53分33秒 | ウォーキング

添乗員は気分の悪くなった人を
とりあえず旅館に入れましょう。
といってたがそんな時間はないだろう
と皆さんに猛反発されました。

あとでわかったのですが、
この日の旅館というのは
なんとこのお寺のすぐ下だったのです。



でもねえそんな時間はないだろう
と思っていつつも、
意外にためらう添乗員さんでしたが
急にその容態の悪かった人が
復活してきて、
自分で階段を降りれるようになりました。



ああ~一時の不調だったんですかねえ。

そういえば、ツアーに申し込むときに
病気のある人は申し出てました。

糖尿関係で薬を打っている人も
申し込み時に行ってたようですしね。
添乗員さんもホッとしたことでしょう。

だから、今回のその客ももしかしたら
そういう申し出を
していたのかもしれませんね。
「一時、ふらふらになっても
時間が解決してくるOO病」みたいにね。

で、階段を降りてきて
バスのところに行ったら、
なんとそこがその日の旅館だったので、
とりあえずその人はそこに残して
他の客はツアーに回ることにしたのです。

この日は3寺回る予定でしたが、
今の時間だと4寺回れる予定なので、
添乗員もちょっと急いでいる
ようでしたからすぐに出発です。

でも、あとでもうその人も
元気になり、次の日は
一緒に回っていたのでよかったですねえ。

添乗員さんにのちに電話があり、
もうすっかり良くなったので
宿で待ってますとのことだったそうです。



う~ん、しんどい人はこういう手で
宿にいて、ビールでも飲みながら
みんなが回ってくるのを
待ってるという手があったかなあ、
なあんて思ってしまいましたな。

何とも不謹慎なdoironです。

とまあ、そんな事件も解決したようなので、
寺は2寺目の35番清瀧寺へと向かいます。

ここはちょっと名前がややこしいね。
36番の青龍寺にさんずいを
つけたら清瀧寺になりますね。

記憶がちょっと混乱してしまいます。

このお寺はバスの通れないような
かなり長い山道を
登っていくことになっていますので、
タクシーのワンボックスが手配されます。



バスを降りて、
何台かに乗り換えて出発です。
バスもそうなんですが、
このマイクロバスも飛ばしますねえ。

今日は4寺回れたらという
旅行社の思惑も
たぶんよく伝わっているんでしょう。
そうすることで二日目の帰宅が早くなりますし、
他の班と動きが重なりにくくなる
というのが、社のねらいなんでしょう。

まあこういうバスの運ちゃんは
何度も走っているから、
スピード加減が絶妙ですね。

ヘアピンカーブなんかも
先がわかっているので
ヴワーンと進んでいきます。

そうして約15分くらいで
本堂の近くに到着します。

100mくらいの階段を
のぼっていきますと、到着です。



え~っと、ここは何の絵を
描こうかなあと先達さんに

「ここの名物は何ですか?」

と聞いたら、

「ここも瀧ですねえ」



といってはりました。

寺の縁起にはこの滝が
「清瀧」という名で
寺名の参照にもなっている
と書かれているそうです。

でもねえ、先ほどの「青龍寺」も
瀧を描いたからねえ、
ほかに何かないかなあ
と思っていたら、
本堂の横に巨大な薬師如来像がありました。



この像の土台部分が、
暗闇の回廊になっているというので、
一度入ってみることにしました。

後ろからは高齢者女性の
集団がついてきます。

中に入ると、回廊は本当に真っ暗でした。

あれ、あれと思ってゆっくり歩いていくと、
後ろから来た人が背中を
どんどんたたいてきます。

「ちょっと待ってね~」と
いいつつも足もとに
注意しながら歩いていくと、
もう後ろの人が服の背中を
握ってはるではないですか。

「ごめんね。こうしてついていくわ」
といってはります。

で、ようやく明かりが見えてきて脱出です。
後ろを見たら、超妙齢の
おばあさまでしたねえ。
「まっくらやから」といわれてるのに
入るってどうやねん?て感じでしたね。

でもなんか善光寺のお寺みたいに
ちょっと面白い回廊でしたね。
なので、ここではこの観音像を
絵にしておきましょう。

これ。



続く。