ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

葬儀の夜に

2014年06月26日 21時49分08秒 | 生活

義父さんの葬儀列席のために
長野県で働いている息子が帰ってくることになった。

仕事を終えて、車で仮眠しながら
朝にこちらに着くという強行軍だ。

これがまた、ひと悶着あって、
途中のサービスエリアで、
エンジンを止めライトを消し忘れて
仮眠したものだからバッテリーがあがってしまった。

雪国でボードによく行ったりするものだから、
バッテリーのコードは持っている。
そこで、誰かにつながしてもらおうと思ったらしいが
そのSAに止まっていたのはトラックばかりだったそうだ。
そこはGSもない所だったので
仕方なくJAFを呼び、何とか出発。

連絡を受けてこちらもホッとしたところだ。
そして明け方近くになってまたメールが来た。

「今、掛川です」

だと。

ぬわに~

どうして静岡にいるのだ。

長野からだったらそんなところを通るはずもない。

「これはまた何かやらかしおったか」
と慌てて「ぬわんでそんなとこにおるんじゃ?」
と返事をしたら、どうも目が悪いので
「桂川」とうったつもりが
「掛川」になってしまったようだった。

ただでさえバタバタして
寝不足のところにもってきて、
明け方からそういう事件が続いたもんだから、
久しぶりに寝不足で頭がキンキンした。

しかし、葬儀会館であれやこれやと動きまわっている間は
何とかまぎれていたが、
夕方以降遠方の親せきがやってくるのを待って迎えに行ったり、
泊まるところを手配したりしているうちに、
フラフラになってきた。
最終23時30分頃にやってきた親戚を、
宿泊するところに送ってからは泥のように眠った。

萩では2晩寝なくても走れていたのにな。

翌朝からは、かなり息子にも手伝わせた。
これも社会勉強である。

喪主の義母さんの要望で、
身内だけでひっそりやる葬儀だったのが救いであった。

そうして精進上げの挨拶もdoironが成り代わってし、
初七日も済ませて、
バタバタとあっという間に時間が過ぎた。

これだけはシミュレーションもおおっぴらに行えないし、
ましてや予約などすることができなくて
どうしても急にやってくるものだから、
慌ただしいことこの上ない。

すべてを終えた時にはへなへなになってしまった。

葬儀の夜、息子と一緒にラーメンを食べに行き、
向こうの暮らしぶりなどを聞かせてもらった。

話の中で一番盛り上がったのが、
向こうはとっても田舎で
通勤道の一部は街灯のないところも多く、
先日歩きスマホをしながら木にぶつかってしまい、
思わず「すみません」と木に謝ってしまったそうだ。

「相手が木だったからいいけど、
もし熊とかだったらごめんで済まんぞ」
というと、さすがに熊は見たことないけど
イノシシはよく見るとのこと。

また、近所の公園に散歩に行ったときも
ヤマモモの実がいっぱい落ちてて
珍しそうに見ていたので
「向こうにはないの?」ときいたら
「クルミの実ならいっぱい落ちているけど」だと。

いやあ、うらやましいほどの自然豊かなところですな。

doironももっと歳をとったら、
息子の近くに移住でもしますかね。

そうしてラーメンと生ビールで
楽しい時間を過ごせたのも、義父さんのおかげ。

今頃あの世で笑っていることだろう。