各都道府県の最高峰について調べてみました。
日本で最も高いのは、言わずと知れた
山梨県・静岡県の富士山(剣ヶ峰)で、
標高3776m。
では、最も低いのはどこかと思います?
沖縄県?う~ん、いい線ですが違います。
それは石垣島の於茂登岳で
標高は526mで、二本で二番目に低い最高峰でした。
では、一番低いのはと言うと、
実は千葉県なのです。
愛宕山で標高408mです。
なぜこんなことを調べたかといいますと、
先日和歌山県の最高峰に登ってきたからです。
かねてから興味は持っていたのです。
「何とかと煙は高いところに登る」と古来から言います。
古来からかどうかは知りませんが、
とにかくそういいます。
その「何とか」の部類に入るdoironとしては、
ぜひ行って見たかったところなのでした。
そんな時に、龍神温泉に泊まりに行くという友達から
「どこかハイキングできるところはない?」
と相談を受けたので、
doironだけ泊りはせずに日帰りで
和歌山県最高峰を案内することになったのでした。
和歌山最高峰はひと昔前は、
「護摩壇山」といわれていたのですが
今は、その護摩壇山の東700mのところにある
ピークが最高峰になっています。
そのピークの名前も変遷しています。
少し前の地図を見ると「耳取山」となっています。
人の頭の形から耳を取った形をしているところからつけられたそうです。
大和三山の耳成山と同じいきさつを持っているわけですね。
ところが、和歌山県の最高峰が
その名前じゃぱっとしないと思ったのかどうか知りませんが、
平成21年に人々に山の名前を募ったところ
「龍神岳」という名前が85人から寄せられ、
その名前に決まったということです。
そこなら、近くまで車で行って
せいぜい3キロくらい歩くだけですので、
あまり山に馴染みのない方々も参加される
龍神ツアーのプチハイキングとしては
恰好の目的地でした。
車二台で高野山経由で高野龍神スカイラインを目指します。
天気は上々。
近頃はまったくお天気に恵まれています。
途中、コンビニで昼食のおにぎりを調達したり、
ゆっくり休憩も入れながら
3時間強で目的地の
「ごまさんスカイタワー」
の大型バイクであふれる駐車場に到着しました。
ツーリングにはうってつけの季節ですからね。
登山はそのスカイタワーの道の駅の横から、
タワーを横目に見ながら登って行きます。
山頂までは木の階段が整備された
歩きやすい道でした。
ちょうどミツバツツジが最盛期で、
その淡い紫の花々と
木々の淡い新芽の緑とのコントラストが抜群でした。
登り始めて10分くらいで護摩壇山頂に到着します。
山頂が見えてきた頃から気になっていたのが、
先日行った白浜の平草原でも見たモニュメントでした。
これ。
あ、平草原のことは書いていなかったなあ。
またいずれ機会があれば紹介しましょう。
見覚えのあるその姿は、
「和歌山県の朝日・夕日百選」のモニュメントでした。
たしか熊野古道の藤代神社の上や
加太、青洲の里にもあったものです。
ここは、朝日と夕日も共にみられる
数少ないスポットの内のひとつです。
山頂広場はきれいに整備されていましたが、
三角点は見つけることができませんでした。
ここの標高は1372mです。
記念撮影をして、
ここから東700mのところにあるという
龍神岳のピークを目指します。
倒木が目立つ道を一旦下って
また登って行きます。
道には部分的に石畳が敷かれよく整備されています。
眼前にはスカイラインが一望できる、
まさに天空の尾根道でした。
そんな景色が一気に開けたところが、
標高1382mで和歌山県最高峰の
「龍神岳」山頂です。
「征服したぞ~和歌山あ」
「ありがとう和歌山あ」
ここでも三角点は見当たりませんでしたが、
立派な石碑が建てられてありました。
ここで昼食をとり、
NHKのテレビ中継所の横を通って、
林道に降りて下山。
ゆっくり昼食も入れて通算2時間足らずで、
天空の尾根道を歩き、
和歌山最高峰に立てるのだから
とってもお得なプチ登山だったのでした。