ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ドブロクブログ~醸造編~

2014年06月18日 21時51分09秒 | 生活

飲み会の話がきっかけで
ドブロクを作り始めた。

用意する原料は、
米とミネラルウォーターと麹と





ドライイーストと



プレーンヨーグルト。



そして道具は、
梅酒用の瓶とオタマと
出来上がったものを入れる
炭酸飲料のペットボトル。

細かく言えば、
ろ過用のザルと受けるボール、
そしてジョウゴがあれば、
これであなたも密造仲間だ。

道具はいずれも殺菌しておくことが必要だ。
そもそも酒を醸造することは
法律で禁じられている。
効率よく酒税を徴収するために
かなり昔に決められた法的措置で、
酒税が歳入予算の1%程度となっている
今の現状を考えれば、
この法律ほど無意味なものはない。

さて、その手順はというと、
まず、米を炊く。

本当は蒸すのがいいとのことだが、
3合の米に2合炊くときくらいの
少な目の水と少しの日本酒を入れ
炊飯器で炊くので十分である。



写真じゃわかりにくいけれど
とにかく少なめの水加減で。

消毒手順や温度管理の細かいところは省くとして、
炊きあがった硬めのごはんを
梅酒用のびんにいれ、
そこに1.2リットル程度のミネラルウォーターと
麹200g、ドライイースト1g、
プレーンヨーグルト大匙1杯強を入れて



静かによくかき混ぜて仕込みは完了。

これを2~3日間寝かします。



その間はひまさえあれば瓶を眺め、
時折麹の海に小さな泡が
ポコッと出てくると
「あ、今動いた」なんて言ったりして、
まるでお腹の子どもに話しかけているようだ。

瓶を手で持つと、ほのかに暖かいから、
なおさらいとしく思えたりしてね。

もう忘れたけどきっと胎内は
こんな感じだったんだろう。

家の中の静かで寒くない部屋に置いておいた。

気がついた時には音楽も聞かせてね。
奄美地方には音楽を聞かせながら
熟成させる黒糖焼酎があるくらいだ、
ドブロクにだって音楽はいいだろう。
ショパンやエンヤ、ビートルズに
松田聖子も聞かせてあげた。
きっと、ビンの胎内にまでそれらは届いて、
さぞかし落ち着きのないドブロクに育ったに違いない。

一日1回混ぜてやると、
日に日に香りがお酒っぽくなってくるのにもまた
ワクワクと期待を抱かせてくれる。

ろ過してからも発酵は進んでいくので、
香りをかぎながら頃合いを見て
次の段階に進めばいいだろう。

doironの場合は丸三日寝かせておいた。

そしていよいよ次は、
お酒のろ過の段階に入る。

またもや鍋と金属製の目の細かいザルと
オタマと漏斗を熱湯消毒して、それで濾していく。

この時、目の粗いザルでろ過するのも、
酒に混ざりもんが入って
野趣に富んだ酒になるようなことが
ネットに書かれてあったが、
ここは初めてのことだし、
クリアなドブロクをまず作ろうと
できるだけしっかりとろ過することにした。



瓶からすくいあげたドブロクを
鍋の上のザルにおたまで移し、
さらに水分を絞るように押しつぶてろ過していく。



これで、一応ドブロク酒と



酒粕の出来上がりである。



酒粕は後日、粕汁となる予定でーす。

さっそくぐい飲みに注いでみた。
大河ドラマで出てくるような徳利はないので
普通にペットから注いだのはちと残念。

おお~、ドブロクの白い濁りには、
黒いぐい飲みがよく似合う。



さて、こうして酒はできたけど
今回のドブロク造りはまだ完成したとはいえない。

お遊び好きのdoironですから、
この程度で楽しみが終わるはずがない
というものだ。

その先の楽しみの話とは・・・明日に続きます。