立派な看板からぐるっと回っていくと、
等乃伎神社の入り口に出ます。
周辺の派手な看板と違って、
境内は静かな感じですが、
そんな中で社務所周辺は別世界の雰囲気でした。
とっても賑やかだったのです。
それではいよいよ
「よそでは手に入りにくい」お守りと御対面です。
見ると、実にたくさんのお守りが
所狭しと並べられています。
1ヵ所がこれ。
商売繁盛、無病息災はまあありがちですね。
どこでも手に入るでしょう。
でも「カラオケ上達」となると、
かなりピンポイントなお願いですねえ。
持っていたら、声が出るようになる?
音程がしっかりとれるようになる?
そんな願いを聞く神様も大変です。
すべてがうまくいく「へのかっぱ守」にいたっては、
もうすべてのお守りを凌駕しているではないですか。
これひとつあれば十分ですね。
なるほど、たしかに
「よそでは手に入りにくい」お守りです。
横を見ると、病気別に非常に細かく
22種類の病気封じのお守りが設定されています。
親父の場合、あれとこれとそれとあっちとこっちと・・・
10種類は必要かもしれません。
doironはやはりこれですね。
書斎の本棚にありがたく掲げておくことにします。
こんなスポーツ勝守もありました。
でもね、残念ながら「マラソン」「トライアスロン」などはありませんでしたね。
他にもいろいろありましたが、
神社に来てあまり楽しんでいてはいけません。
気持ちを切り替えて、
ちゃんとお詣りしてきました。
十分目的を果たして、再び街道へと戻ります。
街道への戻り道は
神社の裏を流れる富木川が
村中を縫うように流れているのを眺めながら、
車の通れないような細い路地を歩いていきます。
まるで迷路のようです。
途中のあばら家のひさしには、こんなものが・・・
小型スズメバチの巣です。
女王バチが巣別れをして、
単独で巣をつくるときに
まずこんな形の巣をつくることがあるそうです。
これはチャンス!
中には1匹しかおりません。
ジダンにリベンジしてもらいましょう。
13号線に出て、清掃工場の大きな煙突が見えたら左折します。
広々とし、そしてのどかな道を歩いていきます。
遠くに、こんもりした小さな山が見えましたが、
黄金塚古墳です。
全長100m近い立派な古墳で、
一説には卑弥呼に関連した出土品も見つかったとか。
近くにこんな立派な古墳があったとは驚きです。
国の史跡になっています。
そのまま広い道を行くと間違いです。
街道は途中から右斜めに続く細い道に入っていきます。
見所もあまりないので、
このあたりでは知らないうちに
長い距離を歩いていたことが後でわかりました。
今回の終点も近づいてきましたので、
速度はテクテクからスタスタになっていきました。
ここから先はしばらく、とても街道らしい道が続きます。
こんな感じ。
おおっと、これはすごい。
店の入り口ガラスに張ってあるのは、
全部お酒のラベルです。
酒なら何でもそろいそうですね。
こんなお店を発見するのも、
街道歩きの醍醐味のひとつです。
左手に「和泉国三宮」の聖神社大鳥居が見えた時が、
八軒家浜から続く熊野街道が、
久米田までつながった瞬間です。
あとは、久米田~泉佐野まで歩けば、
大阪府内はほぼ完踏です
(山中渓~雄の山峠が残っています)。
この後、以前に訪ねた「篠田王子」、「平松王子」も再訪し、
家まで約16キロのウォーキング終了です。
そうそう、小栗判官が夜通し歩いて、
このあたりで夜が明けたという
「明けの坂」を前回紹介できなかったので、
載せておきましょう。
夏の間暑くて街道歩きを中断してましたが、
これからまた、仕事の合間に
街道、山を精力的に歩こうと決意しつつ、
堺から再開シリーズ、
あと一話おまけを残して終了です。
お付き合いありがとうございました