ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

入院はいったい何度目だろ?

2013年10月22日 21時50分33秒 | 生活

いよいよ秋の街道歩きを再開し
小汗をかいて気持ちよく帰ってくると
どうも親父の様子がおかしいとミセスが言う。

声をかけると
顔に脂汗をにじませながら
「は、腹が痛い」という。
その時点で横になっていたので
起こそうとすると
どうにも起き上がれない。
そして症状は時々刻々と悪化していったので
これは、もう救急搬送しかないと判断し
119番に電話をかけた。

最近の救急車は
近くに来ると
ピーポーの音を小さくしてくれるんじゃね。
それでも日中だったので
近所の人が何人か出てきた。
これはもう説明責任があろうかと
簡単にみなさんに説明して救急車に乗り込んだ。

車内で詳しく状況を説明しつつ
電話で病院を当たってくれたら
二件目にかけた市立病院がヒットした。
1件目にかけたかかりつけの
入院歴の多い病院は満床で断られたが
二件目のそこは受け入れてくれるという。

さっそく救急車はサイレンを鳴らして
そこのけドライブ。
担ぎ込まれた救急処置室の前で
こんなこともあろうかと持っていった
文庫本が10ページくらい進んだところで
ドクターが説明にきてくれた。

何らかの事情で
尿道が詰まっておしっこが
出ていなかったみたいで
一気にドバっと出たら途端に楽になったそうでした。

親父の場合
尿カテ、ペースメーカー、チタンボルト等が
身体に埋め込まれサイボーグ状態なので
そのうちの一つ、尿カテが故障したようだ。

念のため、血液検査をしますので
結果を見てからどうするか判断しましょう
といわれ、そこから実に
文庫本100ページくらい待って
ようやく医者の説明が始まりました。

「この数値とこの数値が
めちゃめちゃ高いですねえ。
電解質のバランスも悪いし
このまま帰っていただくことは無理ですねえ」だと。

結局入院となりました。

入院に当たっては
最近の事から
血縁の事までいろいろと聞かれます。
現在飲んでる薬の10種類は
ソラで言えるのですが
既往歴となると大変です。
肩、大腿骨の骨折から始まり
心不全、がん、糖尿、高血圧、前立腺と
親父の華々しい既往歴を
イチから説明するのに
どれほど時間がかかったことか。
思わず「詳しくはWEBで」と
言いたくなりました。

それも、担当の看護師が
替わるたびに同じように聞かれるのと
何度も類似の書類を書かされます。

しまいにゃ、身内の病歴も
いっぱい書かされるので
「友達がスズメバチに刺されました。」
と書いてしまいそうになりましたぜ。

アレルギー、ぜんそくなどの項目の欄には
「特異体質ですか?」
と聞いてくる質問もあったので
はいに丸をして、「91歳であんなに元気なのは
ある意味、特異体質です」と
書きそうにもなりました。

とまあそんな具合に
突っ込みどころ満載でしたな。

それにしても、既往歴の中で
この病気は何歳のとき?とか聞かれても
全然正確には覚えていないものやね。
自分の病気でもあいまいなくらいやもんな。
なので、おやじの既往歴は
これを機会に
ブログを遡って調べておかなくては
と思っています。
まさに「詳しくはWEBで」ですねえ。

朝から、熊野街道の堺~和泉の
全長16キロを歩き
帰ってきた途端に病院とは、トホホです。

今日は身体も精神も
ええ修行になったと思うようにします。

街道シリーズはデータを整理出来次第
掲載します~