ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

ワンダーライフ

2012年01月30日 21時37分16秒 | 生活

この前、朝起きると
老親がこんなことを言う。

「昨日、夜中3時頃に
誰かが訪ねてきたんやけど」

え~、そんなことは今の
doironを取り巻くご近所の
状況からもありえないし、
そんな、気のふれた友人もいないぞ
と思いつつ話を聞いていると

「〇〇ちゃんの声みたいやったから
来なかったか一度聞いてきてみて」というのだ。

さすがにそんなことは出来ない。

「夢を見たんと違うか?」というと
そんなことはないとむきになっていう。

結局軽い認知による
錯誤であろうという結論にして
「はいはい」と聞いておいてあげたのだが
実は、いろいろと気になることもあった。

朝、起きて新聞を取りに出たときだ。
玄関の鍵はちゃんとかかっていたが
外の門の鍵が落ちていなかったのだ。
鍵といっても、左右の扉を
かちゃんとつなげるだけで
簡単に開くことは開くのである。
その前夜、最後に帰ったのは
新年会を終えて帰ってきた
上機嫌のdoironである。
玄関の戸締りはしたが
門の鍵を落としたかどうか
記憶をたどっても
どうも思い出せない。
それがひとつ。

もうひとつは、その日、
近所の××さんの49日の法事があったので
それにお勤めさせていただいた事に対し
××さんがあの世からお礼に来てくれたのかも。
ということだ。
そういえば、〇〇ちゃんと××さんは
声が似ているんですわ。
××さんは生前、趣味で畑をやっていて
立派な瓜を作っておられました。
そんな瓜をdoiron家にもよく持ってきてくれて
おすそ分けいただき、ご相伴に預かったもんですが、
その夜中に訪問があったと主張される日の朝、
玄関に瓜がポンと
置かれてあったりしたら
これは、間違いなく法事のお礼
に訪れてきたということになる。

などと、かなりミステリアスな想像を
かき立てられちゃいました。
結局、瓜は置かれてなかったし
朝、たまたま会った〇〇ちゃんも
何も言ってなかったから
どうもやはり夢でも見たんでしょう。

ま、〇〇ちゃんもそこそこ
お歳ではあるし、
近所にはどうも挙動の怪しい
お年寄りも多い。
そんな人たちがそれぞれご乱心あそばした
という可能性も否定はできないが
ま、それはそこの家人が
引き止めるだろう。

ビュービュー風の吹く寒い夜の出来事だ。
雨戸を叩く風の音や
突風に軋む庭木の音に勘違いして
幻を聞いたのだろうということにしておこう。

・・・・・・・・

と、ここまで書いて
ふと思って、ゾクッとした。
草木も眠るうしみつどき、
訪れたのは、もしかしたら
あの世から使わされた使者の

「お迎え」?

いやあ、それならぜひとも
勘違いしておいてもらおう。

それにしても介護の世界て
ファンタジックでワンダーだ。