上京していたおかげで、
地デジの終焉を見届けることができなかったことは先日書いた。
我が家にはテレビが3台ある。
一台は2階のdoironのリビングにあるもので、
これはすでにeo光で地デジ対応済だし、
一階のスーちゃんたちのテレビも、
新聞の景品でいただいた薄型に
eoのパススルーで視聴できていた。
問題は台所にあるブラウン管テレビである。
今月に入ったくらいから、
画面の左下に大きく
「アナログ放送終了まで、あと**日」
という脅迫めいたテロップが表示されていた。
そして、一昨日ついに
アナログ電波の発信が停止された。
ニュースによると、
正午の瞬間にアナログ放送終了を告げる字幕に切り替わり、
深夜0時にはその字幕も消えて「砂嵐」になったという。
そういう瞬間に立ち会えなかったのは残念なのだが、
せめてビデオに残しておきたかったなあと思う今日この頃だ。
ところが、である。
買い置きしてあるチューナーを接続しようとしたら
「映ってる」
昨日まであと**日と表示されていたテレビに、
放送が映っているではないか。
うひゃー、なんだか気持ち悪い~。
死んだはずの人が
普通に生きてるみたいな、
そんな違和感が背筋に走った。
で、よくよく考えてみると、
どうやらeoがデジタル放送をアナログに変換して
かつてのアナログ回線に
信号を流しているようなのだ。
だとしたら、切り替わる瞬間の正午がどうだったのか、
それがなおさら気になるのだが、
もういまさら確かめる術もない。
結婚式で上京している間は
ホテルの大型薄型テレビで
「う~ん、デジタルはやっぱりきれいやなあ」
と思いながら見ていたのだけど、
我が家では小画面の1台だけを除いて、
結局ブラウン管テレビで
デジタル放送を見ることになっている。
だから、たまに大型デジタルテレビを見ると、
感激するほどきれいに見えるのだ。
ま、これはこれで
目が肥えてないということで
それもいいのかもしれないけどね。
だって、毎日発泡酒飲んでたら、
たまに飲むビールのうまいこと、うまいこと。
ま、それと同じことやね。
人間、目も舌も体も決して
肥えたらあきませんということですね~