皆生の話は、おいおいするとして、
今日はまだまだやはり、
ナデシコJAPANだろう。
ナデシコというと、
日本では先が細かく裂けた
5弁の花びらを持つ
「カワラナデシコ」を意味する。
そんなナデシコのピンク色を
サムライブルーの襟元にあしらったユニホームを身につけ、
21人の戦士たちが世界一位に挑んだW杯が終わった。
決勝では
先行され追いつくというのを二回演じた。
二度目の延長戦、
キャプテン澤が魅せた神がかり的なゴールは、
ゴールネットを揺らしただけではなく、
対戦相手のアメリカの選手たちの心に深く突き刺さり、
その戦意を打ち砕いたかのように思えた。
これまで見たサッカーの中で、
あんなに劇的で、
奇跡のような美技ゴールは、
doironが職場のサッカーチームで、
フリーキックを
ひざでボレーしたゴール以外には見たことがない。
そんな美技を持って、
やっつけてもやっつけても
立ち上がる姿は、言葉は悪いが
「ゾンビJAPAN」
とも言うべきか。
そんな、信じられないような
驚異の粘りで、
ついについに金メダルを手に入れた。
日本の女子サッカーが始まって30年、
ぼんやりした夢でしかなく、
悲願にもなってなかった
まさかの金メダル獲得という快挙が、
はるか遠い西の国ドイツで待っていたなんて・・・。
カワラナデシコは多年草。
これから始まるオリンピックに向けた戦いでも
毎年勝ち続けて花を咲かせていただこう。
そして、日本を
そしてdoironを
もっともっと元気にしてもらいたい。
頭を撫で撫でしてあげたいほど可愛く、
強い娘たちに「撫子」の名はとってもふさわしい。