先日、知り合いと新世界にいってきた。
目的はもちろん串カツとビールだ。
今年、この新世界は生誕100周年となるらしい。
それにしてもここの呼び名
“
新世界”
とは大きく出たもんだ。
なぜ、「新世界」なのかと、
ネットで調べてみようと思って
いろいろ渡り歩いてみたが、
どうもその語源がはっきりしない。
この新世界のシンボルである通天閣が
かつては、パリの凱旋門の上に
エッフェル塔を乗せたような形で、
しかも町並みもパリに合わせて
放射状に道がつけられたことから、
グローバルな名前がつけられたんだろうと
みているのだがはっきりとはわからない。
その昔、この街には娼婦が横行していて、
健全化のために
「街娼には声をかけるな」
というような張り紙が
あちこちに張られていたそうだ。
そんなこともあって、
女子供の寄り付けない
怖い街みたいなイメージがあったのは確かだ。
しかし、最近は様子がかなり違う。
若い女性やカップルが闊歩しているし、
以前はずぇーったい近寄らなかった主婦層も
串カツ目当てに訪れてきている。
京都の街をガイドブックを持って歩くように、
観光気分で訪れてきているのだ。
各店の前には、愛くるしいビリケンさんの像が置かれてあり、
その前で記念撮影なんぞをしている。
かと思えば、
ひげマムシの日雇いおじさんが
酒のにおいをぷんぷんさせて
よたよた歩いてたりする。
要するに不思議な街なのだ。
数ある串カツ屋さんの中から
どの店を選ぶのかは、
面子にもよる。
新世界を満喫してみたいという面子なら、
串カツを目の前で揚げてくれる
カウンター形式のお店がいいかな。
新世界の独特の雰囲気の中で、
気のあった面子とワイワイやるなら
テーブル席のお店だ。
doironは初めてのときは
カウンター席の店に行き、
串カツを満喫したが、
以後はテーブル席のお店に入っている。
このときもテーブル席に陣取った。
周りを見ると会社帰りのサラリーマンや、
観光に訪れた若い女性グループなどもちらほら。
「ソースの二度づけ禁止やで~」
「どうしても二度づけしたいときは、
キャベツでソースをすくってかけるんやで」
などという会話がきっと交わされているんだろう。
一緒に行った友達とも、
大いに盛り上がった
楽しいひとときを過ごしましたあ。