ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

偶然とはいえ

2011年01月08日 22時54分31秒 | weblog
日常生活の中で
ハッと驚くような偶然というのが
たまにある。
”たまたま”というとそれまでなのだが
そこに何か意味を見出すと
途端に、それが何か運命的な出来事に
思えたりすることがある。

年末に経験した心肺停止の出来事も
なぜ、doironが蘇生できたのかと
そのことを考えると
その中にいろんな意味を
こじつけてしまうのだ。

まあ、そんなことは
戯言の類に括られるのだろうが
年が明けてからこちら、
偶然にしてもなにか不思議な
因縁めいたものを感じる出来事が
いくつかあった。

ひとつは、おみくじだ。
毎年恒例で初詣に行った神社で
いつもどおりにおみくじを買った。
だいたいおみくじなんてものは
「くじ」というように、
ちょっとした
当てモノのようなもので
確率に支配される。
その確率の部分に、神仏の匙加減が
働くのだという位置づけだ。
吉、小吉、末吉くらいがもっとも多いように
作られてあるんだと思う。
これまで手にしたおみくじは
ほとんどがそれらの3つだが
たまに大吉があったりしたというのが
おみくじに関するdoironの印象だ。

ところが、今年のおみくじは
記憶にある限り、これまで正月には引いたことのない
「凶」でした。
さすがにこれには、「ギョギョッ」とした。
年始からこれはどういうこっちゃ、と
思ったが気を取り直して、神社の立ち木に結んで
厄払いをしておいた。
翌日、また別の神社に行って
おみくじを買ってみた。
そしたら、今度は
「大吉」
う~ん、これはこちらを信じるべきやな
とミセスdoironと話をしてたら、
「最近のあんたと同じやね」と言われた。

心肺停止したのが「凶」
そして、奇跡的に蘇生したのが
「大吉」なんだって。

うん、こじつけですよ。
あくまで後出しじゃんけんの
こじつけ。
でも、なるほどと心のどこかで
妙に納得してしまうこじつけなんです。

偶然とはいえ、神様の
示唆がそこにあるような、ないような・・・。
そんなことがひとつありました。

そしてもうひとつが
たまたま本屋で手にして
買った本のことだ。
年末に、今年の正月は
無理できないから
出来るだけ出かけないで
家で本でも読もうと思って3冊買ったうちの
一冊が
「阪急電車」だった。

doironの友達が
最近その電車沿線に引っ越すことになったから
駅名や何かを耳にする機会も多かったし
なによりその友達の引越し先のことに
とても興味があったので
真っ先に目を引いたのだ。
それに
近々映画化もされるようだし
パラパラとみたら読みやすそうなので
まず最初に選んだ本でした。

正月は、駅伝やら色んなスポーツイベントも
多くて読むことが出来なかったけど、
昨日、転院をするために
行った病院で読み始めたら
どんどん引き込まれていった。

とここまで書いて、ふと気づいたのが
その友達が以前病気で入院していて
見舞いに行ったのもなんとその病院でした。

本を選んだ理由に加えて、
初めて読み始めた場所が
なんだか偶然とはいえ
ひとつに重なるというのも
因縁めいているのだが、
加えて、読み始めたら内容がまた
恐ろしいくらいに因縁めいていた。

そのひとつが
なんとその物語、
「宝塚」に始まって「宝塚」に終わる
構成になっていたのだ。
そう、doironが倒れたあの宝塚だ。
そしてふたつ目には
読み始めてすぐに出てきたのが
「生」の字の石が川原に敷き詰められた光景。
う~ん、これには
さすがに背中に「ゾクッ」と電気が走った。

そう、まさにdoironが蘇「生」したのは
川原にしつらえられたゴールだったのです。

もちろん、物語は
病院のあった「逆瀬川」も舞台になっているし、
読み進むにつれ
スタート前にアップで走った
宝塚大劇場近くの
通りの名前も出てきたところで、
何人かの登場人物が交互に出てくる
この物語の中に
もしかしたら、もうすぐ
doironも登場するんではないかという
錯覚さえ覚えるほどでした。

そして、そのことを
「KAGEROU」を買って
宝塚の病院まで
持ってきてくれた別の友達に
話したら、
「そういえばKAGEROUのすぐ横に
その本が並んでいた」とのこと。
話題本とはいえ
そんな偶然もあるんですねえ。

本当に、偶然とはいえ
年末にdoironに起こった出来事が
単にこじつけではなく
今の自分の周りに色んなところで
関わっているんだと
思わずにはいられない日々が
続いている今日この頃です。