ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

転院

2011年01月07日 22時26分20秒 | 最近の出来事

先日、年末に入院していた病院から
電話がかかってきた。

「その後おかげんどうですか?」

という電話ではない。
実は、退院時に支払った料金が
請求間違いで、
あと5万円弱を支払ってもらいたい
という内容であった。

「申し訳ないんですが、
よろしいでしょうか」と恐縮する相手に
「え~、それはショックで心臓が止まりそうです」
といってやったら、
電話の向こうの人は結構うろたえて
「だ、大丈夫ですか」ときたもんだ。

ふん!このギャグはもう使えないな。
シャレにならんもんなあ、などと思いながら
しぶしぶ了解してあげることにした。

どおりで、最初に請求されたとき
以前に経験した
カテーテルアブレーションの
時に比べて、
医療費が1割負担から3割負担に
なっているにもかかわらず
支払い金額が安いなと
思ってはいたんだ。
5万円は痛いが、
高額療養費で返還があるしな。
今年はかさんだ医療費で控除の確定申告も
するつもりだったしね。

今日、その病院から転院を図ったのは
そんな、ずさんな請求をする病院だったから
ではないよ。
緊急入院となったその病院が
単に家から遠かったからなんです。

今度の転院先の病院は家からも近いし、
ラン友の妹がそこで看護師をしていて
評判のいい先生を
紹介していただいたから
これもご縁であろうと判断し
今後はそこで見てもらうことにしたわけだ。

ただ、初診は電話で予約できないため
まずは外来に飛び込みで行かなくてはならない。
なので、前の病院で処方された薬が
明日からの連休でなくなる前にと
考えて、仕事の手配をした上で、
今日を選んだとこういうわけだ。

受付は午前8時からだというので
少し早めに7時45分に病院に到着した。
さすがに、その時間に
紹介状持参でくる客は少ないと見え、
順番は1番だった。
これはあわよくば
午後から仕事に行けるかもと
その時思ったのだが
それは甘かった。

循環器の窓口に行くと
まず検査を受けていただくという。
いやいや、前の病院でさんざん検査をしたし、
その結果は紹介状についているはずやから
といったが聞き入れてもらえず、
結局、採血、採尿、心電図
エコー、レントゲンと回された。

エコーは、超音波で心臓の動きを
モニターする機械である。
検査技師が、ジェルを塗った胸に
センサーを当てながらいろいろと見ていくわけだが、
この検査のときに、技師が
「あれっ?」といったのを
doironは聞き逃さなかったぞ。
こんなときに。おや?とか
あれ?なんてつぶやかれると
メチャ不安になりませんか?
カテーテル検査が終わった後
検査に使ったカテーテルを
見せて、見せてとせがむほどの
好奇心旺盛なdoironが
その「おや?」や「あれ?」を聞き逃すはずがないですよね。
思わず
「ど、どしたん?どしたん?」
と聞き返したね。

検査技師いわく
「二分間停止していた心臓とは
思えないほど、組織の損傷はないし
何事もなかったように元気に動いているから」
と軽く驚いたそうなんだ。

患者を間違えたんではないかと
一瞬疑ったような口ぶりでもあった。

そんなこんなの
あれやこれやの検査が
すべて終わった時には
受付開始後、2時間半を経過していた。

そしてなんとその挙句、
検査結果が出るまで
3時間あるからしばらくお待ちいただくか
時間が来るまで一旦帰られてもいいですよ。
と言われてしまった。

職場には午前中休みでいけると思う
と言ってあったのになあ。
でもまあ、仕事も命には変えられないかと、
仕方なく、午後からも
診察があることを伝えるために
職場に電話をした。
しかしこれがまた悪いタイミングであった。
ちょうど、ややこしい苦情の電話が
かかってきたので対処してほしいと
泣きつかれてしまった。
結局、午後に検査結果が出るまでの間、
一旦仕事に行くことにした。
もうどんなけゆっくりさせてもらえないんだろ。
カインズカフェでランチでもしようかと
考えていたのに残念じゃった。
後ろ髪(ないけど)を引かれる思いで
職場に向かった。

そうして職場に入るなり、
苦情の用件を電話でサクッと
済ませて、
社長に2、3点報告した後
再び病院にとってかえして戻るという
なんとも慌しいdoironなのでありました。

そして午後2時30分を回った頃
ようやくドクターの診察室に
入ることが出来た。

紹介してもらったドクターは
程よく若く、活きのよさそうな人でした。

話の成り行き上、doironが
ちょっとしたスポーツをやっていたことを
話することになり、
いろいろ言うのもなんですので
トライアスロンをしていたことだけを
話したんですが、非常に
興味深そうに聞いてはりました。

そしてここでもまた
doironの蘇生の状況を知って
奇跡的な運のよさだと
言ってましたな。

結局、再カテーテル検査の必要性を
説明していただいて
予約をすることになりました。

診察の終わり際、
おそるおそる聞いてみました。
「あのー、毎日ウォーキングを30分ほどやっているんですが
いいでしょうか?」
「全然、問題なしです」と
即座に返事がかえってきた。
いいよ、いいよ
ここは畳み掛けなくてはと思い、
「じゃ、ジョグもいいですか?」
というのも聞いてみた。

「無理せんかったらいいよ」
だって。
いい先生だ~
とってもいい先生だ~

でもdoironにとっての無理って
どれくらいなのかわかってるのかな?
という疑問がふと湧いたね。

二晩寝ないで、250kmを走るのは
やっぱり無理してることになるのかな?
あるいは、
気温40度を越す中、
あごから汗を滴らせて
バイクで山を登るのは?

などと、ニコニコしながら考えてたら
さすがに先生、不安になったんでしょうね。

「ま、自分の体なんだし、
あんな目にあってるから
ゆっくりとしか走れんでしょう」と釘を刺された。

「ごもっともです」

もうあんなまがまがしい思いはしたくありません。
身体は動いても
こころが自然にブレーキをかけるでしょうね。
まあでも、軽く汗ばむ程度の
ジョグは全く問題ないようでしたわい。(うれしー)

そうしてすべてが終わったのが
午後4時過ぎでした。

ほぼ一日がかりで
doironの転院はようやく
実現したというお話でした、マル