プラッと立ち寄った本屋で、
何気なく手に取った本。
帯に書かれてあるミニ解説に
「トライアスロン」の文字があったので買ってみた。
クレジットのポイントを貯めて
手に入れた図書カードもあったから、
だめもとで読んでみるか
ぐらいの軽い気持ちでいた。
しかし、いざ読むとなると、
あれこれ忙しいdoironの読書の時間は、
以前にも書いた朝の通勤時の信号待ち読書と
就寝前の一瞬ぐらいしかない。
なので、さばける作品はそれほど数多くないため、
順番待ちの本が、
部屋の片隅にうずくまっている状態だ。
レジでカードで精算しながら、
「この本を読む頃には夏も終わってるかなあ」
って感じでいた。
ところがこの本は運がよかった。
本屋のあと、
時間待ちで珍しく喫茶店に入ったので、
コーヒーを飲みながら
買ったばかりのその本を開いてみることにしたのだ。
部屋の片隅に詰まれている本達の
ブーイングが聞こえてくる。
「順番を守れよう」
「そうだそうだ、俺たちは部屋の片隅で
埃まみれになって順番を守って待ってるんだぜ」ってね。
「わかった、わかった。
どんな感じの本なのか見るだけやって」
と頭の中の本たちに言いわけして、
コーヒーをすすりながら読み始めたら、
これが「当り」だった。
スポーツをテーマに
青春の群像を描いた小説は好きだ。
「一瞬の風になれ」、
「800」、
「サクリファイス」・・・。
ここ数年の間に読んだその手の本は多い。
しかも今回そのテーマになってるスポーツが
珍しくもトライアスロンときている。
これはやはり
「読んでみなくてはなりませんな」(小枝調)
てなもんだ。
結局、大きく順番待ちを通り越した大抜擢で、
この文庫本は、常にdoironと
行動を共にすることになる。
おかげで1週間くらいで読み終えた。
トライアスロンの競技の部分は、
まあ少しは勉強しているなって程度だった。
誇張して書かれている部分は
「そりゃないやろ」
と叫びながらも、
ま、素人受けするためには
これくらいの誇張を含んだ表現になるかな、
なんて寛大な心で読んであげた。
トライアスロンそのものの表現は
少し稚拙ではあったし、
設定もかなりジャニーズ系ではあったが、
主人公の微妙な心の動きなど
部分部分での表現のうまさは特筆ものだった。
そして最後には非常に泣かせる設定で、
久しぶりに本を読んで泣いしまった
doironであった。
琴線に触れる作品だったってわけだ。
作品名は「関口 尚」が書いた
「空をつかむまで」。
何気なく読んだ本が
こんなに面白かったりするから
読書は楽しいんだよな。
さあ、では次の順番待ちの本に取りかかるとするか。
何気なく手に取った本。
帯に書かれてあるミニ解説に
「トライアスロン」の文字があったので買ってみた。
クレジットのポイントを貯めて
手に入れた図書カードもあったから、
だめもとで読んでみるか
ぐらいの軽い気持ちでいた。
しかし、いざ読むとなると、
あれこれ忙しいdoironの読書の時間は、
以前にも書いた朝の通勤時の信号待ち読書と
就寝前の一瞬ぐらいしかない。
なので、さばける作品はそれほど数多くないため、
順番待ちの本が、
部屋の片隅にうずくまっている状態だ。
レジでカードで精算しながら、
「この本を読む頃には夏も終わってるかなあ」
って感じでいた。
ところがこの本は運がよかった。
本屋のあと、
時間待ちで珍しく喫茶店に入ったので、
コーヒーを飲みながら
買ったばかりのその本を開いてみることにしたのだ。
部屋の片隅に詰まれている本達の
ブーイングが聞こえてくる。
「順番を守れよう」
「そうだそうだ、俺たちは部屋の片隅で
埃まみれになって順番を守って待ってるんだぜ」ってね。
「わかった、わかった。
どんな感じの本なのか見るだけやって」
と頭の中の本たちに言いわけして、
コーヒーをすすりながら読み始めたら、
これが「当り」だった。
スポーツをテーマに
青春の群像を描いた小説は好きだ。
「一瞬の風になれ」、
「800」、
「サクリファイス」・・・。
ここ数年の間に読んだその手の本は多い。
しかも今回そのテーマになってるスポーツが
珍しくもトライアスロンときている。
これはやはり
「読んでみなくてはなりませんな」(小枝調)
てなもんだ。
結局、大きく順番待ちを通り越した大抜擢で、
この文庫本は、常にdoironと
行動を共にすることになる。
おかげで1週間くらいで読み終えた。
トライアスロンの競技の部分は、
まあ少しは勉強しているなって程度だった。
誇張して書かれている部分は
「そりゃないやろ」
と叫びながらも、
ま、素人受けするためには
これくらいの誇張を含んだ表現になるかな、
なんて寛大な心で読んであげた。
トライアスロンそのものの表現は
少し稚拙ではあったし、
設定もかなりジャニーズ系ではあったが、
主人公の微妙な心の動きなど
部分部分での表現のうまさは特筆ものだった。
そして最後には非常に泣かせる設定で、
久しぶりに本を読んで泣いしまった
doironであった。
琴線に触れる作品だったってわけだ。
作品名は「関口 尚」が書いた
「空をつかむまで」。
何気なく読んだ本が
こんなに面白かったりするから
読書は楽しいんだよな。
さあ、では次の順番待ちの本に取りかかるとするか。