ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

バキバキ整体した

2009年08月07日 22時33分26秒 | 最近の出来事
皆生が終わって
いささかバーンアウト気味のdoironだ。

休養期間と決めていた期間も過ぎたが、
なかなかテンションが上がってこない。
その理由のひとつが腰痛だ。
走る、歩く以外の動きには
まったく影響はしない。
バイクだって、
いくら乗っても脚がしびれるほどの
痛みにまでは行かないので、
そっち方面で汗をかくことには
差し支えないのは救いだ。
そんな症状から見て、
ヘルニアとは考えにくい。
坐骨神経痛なのかもしれないが、
とにかく歪みを矯正することが、
当面の治療となるだろう。
そのゆがみは
ひざの向きやうつ伏せで寝っころがったときに、
脚の長さが左右わずかに
違っているところなんかに表れているらしい。
右ひざが若干外向きになり、
右足が長くなっているのだ。
たしかに、それを矯正しようと、
右ひざを内側に入れるように力を入れると、
いつも痛む腰の部分に
ズ-ンと痛みが走る。
また、寝っころがって
右のお尻の下を
上に押し上げるように
抑えてもらっても同様の症状だ。

とまあ、こんな状態なので、
機会があれば、
知り合いの整骨院に
せっせと通っている今日この頃だ。

しっかり直して、
秋からのランニングシーズンに備えねばね。

その知り合いの整骨医は、
同じ村の人間で、
柔道、レスリングをしていた
巨漢の兄弟の柔道家の兄貴のほうだ。

体重は優に100kgを超えているだろう。

その医院にいくと、
まず腰だけにとどまらず、
背面全体に電気パッドが貼られ、
もうまるで
御茶ノ水博士に修理されている鉄腕アトム状態だ。

「きつめにいきまあす」

と言われ、通電開始。
背中や腰の筋肉が大騒ぎとなる。
それを20分くらいかけられると、
次は高周波。
皮膚の表面がピリピリするような
刺激が加えられる。
それを10分くらい施すと、
すべて終わって電極パッドをはずされても、
背中や腰ががピクピクしているような
感触がしばらく残っている。

ベッドを下りて、
整体ルームに移動すると、
のっしのっしとそいつがやってくる。

最初は優しく、腰や背中をもんだり、
お尻を押さえたりしているのだが、

「はい、息を吸ってー」

という言葉を皮切りに
整体が始まるのだ。
まず、右足が若干長くなっているのを
矯正するようにお尻の下から突き上げるように、
太い指が一気に食い込む。

うぎゃあ~

他の患者もいるので
かっこわるいから声には出さないが、
doironの中に悲鳴が轟く。

「ぐぐうううう~」

多分、普段出したことのないような
うめき声を出していると思う。
それが済むと、
体を横向きにし、
上になっている左足を前に
左肩を後ろに倒して、

「はい、息を吸ってー、はい、吐いて~」

と言ったときに
巨漢の体重が一気に膝と肩にかけられる。

「バキバキ」。

まるで背骨が楽器のように音を立てる。

「むぐ~」

とへばっているのもつかの間、
まるでお好み焼きを裏返すように、
体をうつぶせに戻され、
背中の強烈なマッサージが始まる。

「ギョゲグガゴペピク」

意味不明の呻きが
多分地の底からの声のように口から漏れる。

「はい、力抜いて、力抜いて~」

といわれるのだが、

「無理」!

背中に100トンプレスが下りてきて、
平然と力が抜けるほど
doironは大物ではない。

すべて終わったときには、
なかば放心状態のdoiron

「感想は?」と聞かれて
「三途の川がチラッと見えたような気がする」
といってやった。

糸の切れた操り人形のようにへたり込みながら、
最後にひとこと。

「今日はこれくらいにしといたる」

というのが精一杯のdoironでした。