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“チョウセンアサガオ”が幻想的に咲きました

 ここ数日めっきり暑さが遠のいた感じになってきました                                         

日の出も随分遅くなっているようです

早朝ウォーキングで歩き出す時間はほぼ同じですが、変化に気がつかなかったのですが、先日雨上がりの曇った日の朝のあまりの暗さに、時間を間違えたのかなと思ったほどでした

ウォーキングコースの一つにある病院側を通ったら、病院の玄関前庭に “チョウセンアサガオ” が沢山花開いていました

夜が明けてきて、まだ幾分暗さの残る中で、“チョウセンアサガオ”の真っ白い花が咲いている様子はちょっと幻想的なイメージです

“チョウセンアサガオ”は、ナス科の植物で、原産地で幾つか種類があるようです

日本には江戸時代(1680年頃)薬用植物としてもたらされ、一般的には画像の“チョウセンアサガオ”が“マンダラゲ(曼陀羅華)”、“キチガイナスビ”の異名で、広く分布しているようです

“チョウセンアサガオ”は一年草です

草丈は1mほどで、茎は枝分かれし、葉は大型の卵型(長さ10~20cm、幅7~15cm)、夏から秋にかけて花冠の長さ10~15cmほどの白い漏斗状に花を咲かせます

顎(がく)は筒状で、長さ5cm程あり、先が5裂しています                                                     

花冠中央には5 本の雄しべと 1 本の雌しべがあります

朝早くまだ暗いのに、もう飛び回って吸蜜している虫がいました                                                 

どうやら“ハナバチ”のようです                                                                   

夏の終わりを惜しんでか懸命に蜜集めなんでしょうか!?

“チョウセンアサガオ”は「スコポラミン」や「アトロピン」などのアルカロイドを含み、鎮痛、鎮痙(ちんけい)、咳止め薬の製造原料として栽培されていると聞きますが、毒性が強いので使用は注意が必要とされています

江戸時代・紀州(和歌山県)の外科医として知られる「華岡青洲」なる人物が、世界で始めて全身麻酔薬を創製して、乳がん手術に成功したそうですが、使用した薬は“チョウセンアサガオ(=マンダラゲ)”の葉を乾燥したものだったそうです

彼はこの効果を知るのに、鳥や動物で薬効を確認、更に実母と妻に協力してもらい人体実験を数回にわたって行った末、実母の死・妻の失明という大きな犠牲を払って麻酔薬を完成させたそうです

命がけの人体実験は鬼気迫る思いですが、犠牲の中から生まれた生命の大切さは凄く重みが感じさせられます

忘れていました・吸蜜した“ハナバチ”君には毒性は大丈夫なのでしょうか!?

 

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