生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

色眼鏡でものを見るのは悪いことか?

2010年01月16日 | 第8章:心をのびやかにする方法
人はしばしば色眼鏡でものをみることを深く戒めあいます。これは良いアドヴァイスですが、生身の人間はこの精神作用をそう簡単に管理出来ません。真実を見抜けばいいのですが、その真実とは何だろう、という疑問もありますし真実の解釈をめぐり、また、色々問題もあります。極端な偏見や独断は自分と人を不幸にしますが、案外、人の心をその人の成育史に合わせて安定させる為の精神作用かもしれません。交通事故、傷害事件等の不幸な事件を体験した人がまともに見つめたら精神障害を起こす場合もあり、そのような場合あまりにも哀しい真実を見つめると心を病んでしまいます。神様はその為に心の防衛機制という精神作用を人に与え心のバランスを健康にさせています。感情転移という作用が人間にある、という法則を意識し知覚さえしていればあとは、それぞれの人がこの法則を上手に応用して心の安定を図る事が出来ます。<感情転移の善悪:293-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あばたもえくぼ

2010年01月15日 | 第8章:心をのびやかにする方法
感情転移現象は悪い事ばかりではありません。<あばたもえくぼ現象>は良いこともあります。研究室でアルバイトで働いていた美しい娘が、ある日、私にむかい、ニコニコして、素敵な恋人が出来たので一度会ってみていただけますか?と真剣に言うのでお会いして驚きました。私には何とも言えない恐ろしい男性でした。しかし彼女は幸せそうにうっとりして、ね、素敵でしょう、と私の耳元で囁きました。無言でいる私をみて後で、私と同じ感動を感じておれれたのですね、と言うのです。その後、彼女は幸せな家庭を創り沢山の子供に恵まれました。感情転移がどう働くか神秘的なところもあるようです。:<感情転移の善悪:293-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セラピストはいつも<幸福感>に輝こう!

2010年01月14日 | 第8章:心をのびやかにする方法
心の病を治療したり、相談に乗るセラピストまたは精神科医が不幸だと、患者さんは悲劇です。また学校の先生や上司、両親、裁判官が不幸でも困ります。このように人を幸せにしようと決意したら人間の最初の勉強は先ず自分が幸福感を感じるように努力していく必要があります。<幸福の条件>と<幸福感>が違う事を最初に学ぶ必要があります。幸福の条件とは財産、健康、学歴、社会的地位のこと、幸福感は例え難しい難病だとしても考え方いかんで幸福感を感じる事が出来るように、森羅万象の解釈を変えて、幸福感を感じるようにする事です。治療に当たる人がこの違いを知らないと患者さんをどんどん不幸にしていきます。<幸福の条件>は希望通りにいかなくても<幸福感>は解釈を変えることで<幸福感を感じる>事が出来ます。案外<感情転移現象>がある為にあなたを愛してくれている人に気づかない場合があります。父親への憎しみを誠実な恋人に感情転移させないように気をつけましょう。:<感情転移の善悪:293-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<感情転移の善し悪し>について

2010年01月13日 | 第8章:心をのびやかにする方法
フロイドが理論化した14の防衛機制は人類の宝物でこの理論化がもし無ければ人類は悲劇的になったことでしょう。この理論化のお陰で心の病が沢山治療出来ました。さて問題は色々ありますが、この理論を上手に応用していきましょう。自分が不幸ですと他者を幸せに出来ません。先ずは自分が日々感謝と喜び、愛と慈しみの心に或程度満たされていないと、憂鬱な人物には人々は集まりませんし恐ろしがり気味悪がり、その人から逃げていくものです。明るく元気に爽やかな人でないと人を幸せにすることは出来ません。感情転移をどのように取り扱うかで、人は幸福になったり不幸になったりしていきますので、この感情転移について暫く考えます。何が悪をもたらし、何が善をもたらすか、を思索していきます。
:<感情転移の善悪:293-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年上の異性を好きになった思い出を大切に!

2010年01月12日 | 第8章:心をのびやかにする方法
自分の成育史で年上の異性を好きになった思い出があったら、その思い出を色々と解釈してみましょう。どの場面が自分をストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)にしたか、どの場面が自分を幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)にしてくれたか、その二つの領域から自己分析をしてみるのです。この自己分析を真面目にしておくとその思い出は自分の大きな宝物となり知恵の源となり悔いのない人生のありかたを示唆してくれます。
:<年上の異性:292-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

微妙な平安感を素直に学ぼう!

2010年01月11日 | 第8章:心をのびやかにする方法
年上の異性が正しくあなたを愛してくれた場合、そこには非常に安定した微妙な喜び、平安感、幸福感、統御感が生まれます。その幸福曲線は人生の宝物となりますが、何故か、その幸福曲線を倫理道徳から拒否する人が多いのは何故でしょうか?実にもったいない話です。解釈に問題があるようです。五感と体感だけを意識した場合、そこには喜びがあり、暗いものは少しもない、しかし、年上の異性についての解釈が間違っていると、何となくその幸福曲線を拒否してしまう人が時々いますが、多分、その成育史に原因があるのでしょう。何が不安か、何故拒否するのか、その原因をきちんと分析しておかないと人生での幸福感を獲得することが難しくなります。年上の異性を大切にすると沢山の知恵が得られます。照れずに堂々とお付き合い下さい。:<年上の異性:292-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恩人の夫人

2010年01月10日 | 第8章:心をのびやかにする方法
若い頃の恩人の夫人は聖域なので心底憧れるものです。私が20代、その夫人は80代、または相当の年齢の違いがあるにもかかわらず、まぶしい感じです。お琴、書、ピアノ、絵、語学、趣味、その優雅な表情としぐさ、どれをとっても憧れの対象となります。その刺激から色々と勉強への好奇心が高まり、すこしでもお話の内容を理解しようと努力したものです。未熟な青年が大先輩夫人に憧れ何かを学び取ろうとするその姿勢がいいのでしょう。良き先輩とその夫人に感謝です。もしあの夫人、この夫人が居なければ貧しい人生になってしまったことでしょう。良き大先輩とその奥様方には感謝です。:<年上の異性:292-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大切にされている想い

2010年01月09日 | 第8章:心をのびやかにする方法
家族は厳しいことを平気で言い合います。知人、友人に対しては言えないような酷いことまで平気で言い合う場面はとても哀しいものです。その酷さの程度は家庭により相当違います。さてそれぞれの環境で育った大人が社会に入り年上の異性に出会います。その出会いの時の愛情が人生を支配しますが、利害得失を超越した親切さ、誠実さ、愛か人情かわからないままの領域で育まれていく愛の世界があります。この美しい愛の世界を無視してはいけません。命をかけたような愛もありますので大切にされているなあ、と感じた時は一応冷静に、相手の愛を分析する余裕も必要です。愛のない世界を地獄といいますが、利害得失を超え、かつ現実吟味力を働かせてもこの愛はとても聖なるもの、美しいもの、大切にすべきものと感じたら人生をかけて守り抜きましょう。:<年上の異性:292-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何故、年上の異性を好きになるのか?

2010年01月08日 | 第8章:心をのびやかにする方法
心理療法の世界で、時々、年上の異性を愛することに疑念を感じる患者さんに出会います。何故、疑念を感じるのでしょうか?当たり前の現象なのに。文化、習慣の道徳理念があるのでしょう。さて人はいつも本能的に心のやすらぎ、安定、平安を求めています。たまたま或出会いがその人のその時の不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱を癒してくれた相手が年上の異性だった、というだけの話です。しかし、どの文化でも、年上の異性を愛することから生まれる悲劇(政略結婚、財産搾取、遺伝的問題などなど)も存在していますので、無視する領域ではありません。この年上の異性について暫く思索します。:<年上の異性:292-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父母の生き方、私の生き方

2010年01月07日 | 第8章:心をのびやかにする方法
五感と体感を無視するといくら理性を働かせても心は満たされません。思考、感情、行動が上手にバランスをとれるようになると、そこには言葉にならない満足、感動、喜び、感謝が自然に湧きだします。この幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)を意識し知覚する訓練をしていかないと、父母の悪い呪縛から解放されないようです。自分の人生の目的、生き甲斐、自分の魂と心と身体を大事にする、という意味を意識し知覚しておかないと、悔いのない人生は歩めません。父母、祖父母、祖先の遺伝的、生育環境的な良い影響とは何か、悪い影響とは何かを自分の存在の意味と時々比較考察する必要があるようです。その家系の影響を捨て去る事は不可能なので、せめて自分のこれからの生き方、願望を明確にして自分の悔いのない人生目標を大事にしたいのもです。この自分の目標、答えは必ず自分の中に存在しています。それを見つけるのがこの生き甲斐の心理学で学ぶ諸原理です。第1章から第7章まではすでに完成していますのでお読み下さい。沢山の諸原理が書いてあります。:<父母論:291-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母親からの影響が女性を哀しませた反省

2010年01月06日 | 第8章:心をのびやかにする方法
私の母は私を大声で怒鳴りつけたりしませんでした。わんぱく坊主の私を時々ですが静かに理路整然と優しく諫めます。その影響から社会に入り異性の知人が出来ても激しい言葉、厳しい言葉を吐く女性が苦手でした。誠実で優しい異性の知人でも母といつも比較していたようです。高校生の頃、洗礼を受けると聖母マリアにあこがれましたので私を大切にしてくれた女性に対していつもそのような愛を無意識で求めていたようです。哀しい想いをさせたようです。この自分の欠点に気づいたのは20代後半から30代にかけてのようでしたが、今、改めて反省し沢山の女性にお詫びしたい心境です。私は聖母マリアではありません、と言いながら寂しげに離れて行った知人もいます。私の愚かさを思うと恥ずかしくて汗がながれてきます。あるがままの自分、あるがままの異性を相互に大切にしあえる今の心境を大切に生きていきたいと思います。:<父母論:291-4>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

気付くと親父の真似、これまた必然の所作なのだろうか?

2010年01月05日 | 第8章:心をのびやかにする方法
大人になり自分らしく仕事をしていますが、何となく気付くと親父のものまねをしている自分に苦笑いします。さて時代は私の父親の若い頃の話となりますがヒットラーがうごめいていた頃、私の父親はドイツで日本帝国海軍の駐在武官をしていました。その頃の話は本人はしませんでしたが、父親の親友が私に色々話してくれました。そのせいか案外、情報関係の仕事に何となく興味があり気がつけば私は自分の専門である宗教心理学関連の分野で案外危険な仕事もしている自分に愕然とした事があります。意識、無意識で父親の影響を受けている自分を知りました。<父への感情移入>が原因で私自身からの自由意思からの動きではなかった事に反省したことが沢山ありました。自他混合は恐ろしいものです。
:<父母論:291-3>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分を褒めない父、褒めてくれた母、またその逆もあり!

2010年01月04日 | 第8章:心をのびやかにする方法
子供にケチばかりつける父母はあまり上等な父母とは言えません。<お世辞と褒める>は全く違います。人類67億人とするとその一人ひとりは神様の創造物、傑作ですので必ず個性の美が備わっています。その個性の美を見抜ける父母と見抜けない父母がいます。見抜ける父母はその個性の美を育てますが、見抜けない父母はケチばかりつけて子供を萎縮させます。その場合は自分で個性の美を育てる以外、方法がありません。さてどうしたら自分の個性の美を育てられるでしょう?答えは試行錯誤を伴いますが、自分の好きな道を努力して見つけ出す以外方法はありません。その選択基準はただ一つ、好きなこと、心地よいこと、その五感と体感からの幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)の領域にある道を定めたらあとはのんびりと、時には激しく好きな道を歩むこと。好きこそものの上手なりです。理性を基準にするのは大事ですが、五感と体感を大事に選択しないとすぐ飽きたり別な道に迷いこみますし何となく神経症的な人生を送ってしまいます。自分の本心は見つけるのが案外難しいものです。:<父母論:291-2>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良くても悪くても父母は父母

2010年01月03日 | 第8章:心をのびやかにする方法
心理療法で出会う方々から拝聴する父母の話はまさに人類の歴史の繰り返しです。今から数千年前のギルガメッシュ叙事詩での話、源氏物語、今昔物語、世界の民話や神話、どの物語にでも殆ど同じ話が繰り返され、現代でも同じ話ばかりです。そんな人類の物語を大事にしながら、今に生きる私達が父母からの影響のうち、出来れば無意識に支配されている領域を意識化して、無意識に父母の怨霊に振り回されぬ対策を取る研究、思索をしてみましょう。私が17歳の時に、優しい母が48歳で死んでいきました。この思い出から私の人生での大切な場面での決定、選択もこの母との思い出が意識、無意識の世界で大きな存在となつています。これから暫く父母論を展開します。:<父母論:291-1>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

刑務所での心理療法

2010年01月02日 | 第8章:心をのびやかにする方法
殺人、強姦、詐欺、色々の犯罪に手を染めた人のカウンセリングは特殊な世界でしょうか?心理療法の世界では普通人々を4つに分類しています。正常、神経症、精神病、人格障害(精神病質)の4つです。刑務所でもこの4つの分類はいきています。刑務所だから全部が神経症、精神病、人格障害だと思うのは間違いです。精神病理学上で正常に入る入居者は沢山います。心理療法は相手が誰であっても治療の立て方は同じです。その人のストレス曲線(不安、怒り、身体症状、鬱、錯乱)を幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)になるよう治療していきます。犯罪が幸福曲線だ、という入居者は殆どいません。考え方の整合性(理想の在り方)、森羅万象の解釈(現実の解釈)の二つが一番重要ですが、信仰生活に憧れるようになった入居者が社会への復帰後、何故か一番穏やかな人生を送るようです。正しい信仰は人を救います。:<悪人:290-5>:

いつもクリックして下さり有難うございます。感謝いたします。
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする