生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

プレイボーイと神様

2006年02月13日 | 第2章:心理療法の基本
人の心は或言葉に触れると、成る程なあ、とか、あー、と納得したり、ほれぼれしたり、うっとり、してしまいます。医者、看護師、カウンセラー、ヘルパーさん等、人の心を扱う世界の犯罪が最近激増し、罪も重く罰せられるのも、この重要な領域だからです。私はあまり好きな言葉ではありませんが、プレイボーイ、プレイガールと言う言葉があります。良い人、悪い人の評価は別として、この<うっとりする言葉>をタイムリーに投げかけるので、或種の人々は運命を狂わせてしまいます。私のブログは毎回、5回に別けて重要な言葉を説明していますが、今回から<愛の原型>について一緒に考えて下さい。この愛の原型は幼少時の或、生活の場面の事です。想い出してもうっとりとする幸せで美しく、愛されていた自分、を思い出せる重要な場面の事です。意識、無意識の世界を支配しているこの<愛の原型>は氷山の一角です。:<愛の原型:67-1>:

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愛と永遠

2006年02月12日 | 第2章:心理療法の基本
最初にあなたに出会ったのはいつの頃でしたでしょうか?何となく憂鬱で、生きている意味を感じない日々が続いていました。冷や汗をかきながら、あなたを訪ねました。あなたに出会ってもう50年も過ぎましたが、あなたは本当に、いつも誠実に私を真剣に愛し続けてくださいましたね。もし、あなたに出会っていなければ、私はこの厳しかった人生を生き抜けなかったと思います。さて欧米の大学で知ったのですが、私を駆り立てたこの本能をデジデリウム(見神欲:ケンシンヨク)と言います。人間の本能は3つあり、食欲、性欲、そしてこの見神欲。私は高校生の頃、人生が虚しくなり洗礼を受け、カトリツク信徒になりました。私の永遠の恋人はこの<あなた>ですが、私が地上で愛した女性を更に深く愛するように刺激し、追い立てる変な<あなた>でもあります。マザーテレサはあなたを恋人にしていたようです。:<愛の孤独感:66-5>:

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愛がみたされたら、どうなるの?

2006年02月11日 | 第2章:心理療法の基本
愛の孤独を感じてノイローゼになる人、愛の孤独を感じて感謝と祈りをする人、愛が満たされて傲慢になり道を誤る人、愛が満たされて謙遜にいきいきと生きる人、人生様々。さて昔の栄華を極めたと言われるソロモン大王、私の大好きなゲーテ、ハイネ、更にはシェークスピアやトルストイ等、いづれも愛については考え抜いた人々ですが、愛の孤独感がある内は、人は成長していく、と考えているようです。愛の孤独感は辛い、哀しいものですが、その孤独感を意識して生き抜く方が、信仰に目覚めたり、人の情けに感動したり、人の優しさに涙したり、生きているありがたさに気づかせてくれる大切な,大切な人生途上の宝物かもしれません。:<愛の孤独感:66-4>:


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寂しがり屋は、幸せ者だなあ

2006年02月10日 | 第2章:心理療法の基本
光陰、矢の如し、毎日が夢のように流れます。ああ、寂しいなあ、とつぶやきます。耳元で、愛しているわ、安心して、と可愛い私の天使が囁いてくれます。あれ、と思って、図に乗り、もう少し大きな声で二度三度、寂しいなあ、と叫びます。その方はまたまた更に大きな声で、私はあなたを愛している、安心して、と答えてくれます。大いに安心して仕事に励みます。この声が私の深層の世界に住んでおられる神様。人の身体は神の神殿。寂しいなあ、とひたすら暗い世界に流れる人、寂しいなあと叫んで明るい世界に流れていく人。これが人生の分かれ道だなあ、としみじみ感じた朝。<愛の孤独感:66-3>:

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<寂しさ>は<知恵のはじまり>

2006年02月09日 | 第2章:心理療法の基本
何となく寂しいなあ>と感じる日は<知恵のはじまり>。この<寂しさ>をどう扱うか、で人生が決まっていくようです。今まで静かに走行していたオートバイ少年が人とすれ違う時、わざと大きな騒音を出す、何となく気持ちが分かります。<寂しい>感情の原因は<愛を求める神聖な感情>と言われています。<あなたは何と寂しい人でしょう>と面と向かって言われると心が傷つきます。それくらい<人間の核心>に触れる<重要な感情の原型>です。<寂しい>と感じる原因は3つあります。魂の求め、心の求め、体の求め。さて今、感じている<寂しさ>はこの3つのどれですか? この判断を誤ると、自分を更に惨めにします。魂は常に愛され、愛する事を求めていますから、<わたしとあなた>が<愛の関係>に居ない時は、当然寂しく感じます。心が寂しい時は、趣味、教養、音楽、絵画等の探求心から来る寂しさかもしれません。体から来る寂しさは生物的なものかもしれません。<寂しいと感じた時は知恵のはじまり>と意識すると<生き甲斐探索の旅>が<知恵の旅>となります。:<愛の孤独感:66-2>:


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<愛の孤独感>とその処方箋

2006年02月08日 | 第2章:心理療法の基本
<愛の孤独感>は悪いものではありませんが、何故か人は慌てます。慌てて、意に沿わない<悪い者>に飛びつく傾向があります。孤独感が学問を発達させ、神仏への哲学を深め、恋する人への愛を益々深めます。しかし、そんな余裕の無い場合の心理療法の処方箋は沢山ありますが、今日は<6つの条件>を提示します。<わたしとあなた>の関係で説明します。<わたし>が聴く人、<あなた>が<愛の孤独感>に悩む人の場合です。<あなた>が<わたし>に<いまから6条件で私の話を聴いて>と言えるか、言えないかが二人の運命の分かれ道。言えるには相当の勇気が必要。<わたし>の立場の人も<ほれみたことか>等考えなないで、素直にこの勇気に応じた上で傾聴して下さい。応じるかどうか、これまた運命の分かれ道。1;上手にラポール<心理的接触>をつける事。2;この人はどれくらい悩んでいるか、よく見極める事。3:それに比べ私も、今日は健康か、不機嫌か、自分の精神状態についても良く自覚する事。4:条件を付けずに肯定的な傾聴に徹する事。5:共感的に相手を理解する事。6:全力を尽くして愛する事。この6つに徹して相手の<愛の孤独感>を誠実に傾聴する方法が<一番良い処方箋>です:
<愛の孤独感:66-1>:


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<あなたを、もっと知りたい>

2006年02月07日 | 第2章:心理療法の基本
<生き甲斐探索の旅>で出会う愛すべき人々、<わたしとあなた>の関係の中で<好きなタイプの人>を<もっと知りたい>と願うのは<自然な人間の気持ち>です。<好きな人>であれば<努力>しなくても<その人の魂、心、体>には深い関心を持てます。<嫌いなタイプの人>と<旅をする必要のある環境>では<無関心、無視を続けないと人の心は破壊>していくのが事実です。その環境では<わたしとあなた>は生涯<熱い想いもなく、波風が起きないよう>に必死に努力しながら二人の旅が続きます。それではあまりにも惨め。嫌いな人の中から<より心地よく、美しいもの>を探し出す方法はただ一つ。<ストレス感>を感じる反対側に必ず<幸福感>が共存している<心理学の法則>に気づいた人は知恵者。<心理療法>での<ストレス感>とは<理想:こうあって欲しいという願いの事>と<現実>のギャップの事。<何故嫌いか>を、こうして分析し<ノートに書いた>後、<大きなストレス感>を与える人は<大きな幸福感を与える可能性>に気づくでしょう。そう思うと嫌いな人を<もっと、知りたい>と思い始めると関心度が相手に伝わり、相手もあなたをもっと知りたいと思い始めます。さあ、美しい流れが<小川>ですが、始まります。そう努力する人の上に神様の祝福がありますように。<65-5>:

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邪眼か、慈眼か?

2006年02月06日 | 第2章:心理療法の基本
多摩川を散歩している時、カラスがじっと私を見るので、私も見返します。気のせいですが、私の眼差しが<邪眼>の時は<飛び立ちます>が<慈眼>の時は<飛び立ちません>。犬の反応もそうです。さて<わたしとあなた>が目を見つめ合って会話する時も、この<邪眼>と<慈眼>の<眼差し>が二人の<運命>を左右しているのに気づいていますか?昔、私の大脳生理学の恩師が<人間の大脳は3秒で好き嫌いを識別しているよ>と私を諫めてくださいました。深層で意識する、しないにかかわらず、人間の<五感と体感>は<好き嫌い>を識別しているのです。これは人徳の問題ではなく、生物体の<種の保存>に関する問題なのです。<相手が好む話題>を<ラポール>の為にせっかく提供しても<邪眼>を発露していたら、その努力は<無駄>。傾聴する<わたし>の深層心理の領域で本当に<人間を愛する哲学>を<持たない人>は、どんなに気取っても<慈眼>にはなれません。カラスと犬を相手に私は長い間<邪眼><慈眼>の精進をしつつ、<あなた>の眼差しを通して<わたし>の<邪眼>を見続けてきました。愛する<あなた>への眼差しと心理療法で出会う患者さんへの眼差しの違いを懺悔しながら:<65-4>:


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<相手の好きな話題>を提供する事は愛そのもの

2006年02月05日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐支援の旅では、相手が苦手なタイプの人でも、相手の中から<美しいもの、良いもの>を探し出せる知恵と能力が無いと、生き甲斐支援は無理でしょう。相手が好む話題の中でも、エログロの話題ではなく、<真、善、美>により近い話題を提供する事、つまりカール・ロジャースの好きな心理療法家の場合でしたら、<必要にして十分の6つ条件>の第1条:<心理的な接触:ラポールとも言う>を試みる事は、優れた心理療法家の生涯の訓練目標です。精神分析の好きな心理療法家であれば、14の防衛機制を駆使して、相手の美しさ、良さを十分探し出し、ラポールをつけていく。さて<愛の確認方法>を<心理学的に検証する方法>があります。自分が訪問した心理療法家がもしこの条件を満たしていなければ、クライエントはさっさと帰宅した方が良いでしょう。1:<五感>で大切にしようと努力しているか。2:優しい<配慮>をしているか。3:クライエントを<尊敬>しているか。4:<責任感>があるか。5:クライエントに深い<知性的な興味>を示しているか。
<相手が好きな話題>を、こび、へつらい、からでなく提供する力は、このように相当の愛のエネルギーが無いと生まれてきません。日常生活で、自分に向けて、もし、このような人が現れたら、心から大切にしましょう。その人は人生の旅での、良き友だからです。この文章は私の懺悔録:<65-3>:


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貴婦人

2006年02月04日 | 第2章:心理療法の基本
生き甲斐探索の旅で出会う<貴婦人>。さてどんな女性が私に<生き甲斐>を<感じ>させたのだろうか?<生き甲斐を感じさせる>女性と<愛の原型>が深い関係にあります。私は戦犯の息子、少年時代はお小遣いに困り、母からの買い物のおつりを返さず数週間ごまかした時、夕食の後、兄姉の居ない夕暮れの庭に、私一人を静かに呼んで諫めました。以来<恥をかかせずに、暖かく、静かに、諫める母の面影>が私の<愛の原型>です。<私の貴婦人>は、どうもこの<愛の原型>と重なるようです。イギリスで出会った16世紀以来の名門の婦人も、この<愛の原型>に重ならないと<私の貴婦人>ではありません。<さりげない暖かい配慮>をされるとその婦人は私の<聖母マリア>様となります。面白い精神現象があります。<相手が好む話題>を投げかけると、そこには必ず暖かい友情のような、愛の想いが流れ出します。お世辞ではなく、誠実な心で話題を出すと、<相手>に<暖かい心>が流れ出し、<私>に美しい想いが<五感と体感>で感じ出すと、後は自然に<わたしとあなた>は螺旋状に天にむかってひたすら上昇していきます。相手が好む話題を提供すると、人々は幸せな時を共有します。私に<暖かい想い>を与えてくださる婦人が私の<貴婦人>:これが男性の深層心理での根本原理。男性の私は女性に対して暖かい想いを与えてきたのかなあ。我が人生を懺悔しつつ:
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<落語家>が家で機嫌が悪いのは何故か?

2006年02月03日 | 第2章:心理療法の基本
親しい人との会話は<五感で楽しめます>が、嫌いな人との会話は<忍耐>が必要です。人生、時に、嫌いな人の会話も聞かねばならない時間もありますが、そんな時、どこを見れば、忍耐せずに傾聴出来るのでしょう?<延々と続く患者さんの意味不明な話題>に体を壊さないように努力した私の方法は:どんな人の話にも、私の五感を爽快に、美しく、心地よく感じさせる話題は、冷静に傾聴すると、必ず一つはあるものです。私の五感に響いた、その一つの話題を、更に心地よく展開させるように掘り下げて相手にぶつけると、思わぬ健康的な展開をした経験が沢山あります。私が五感で<忍耐した領域の言葉>を相手にぶつけても<明るい健康的な心>には発展せず、私が五感で<興味津々なものとして反応した感情>の言葉を相手にぶつけると<明るい心地よい健康的な心>に展開するのです。この事実は、何を物語るのでしょうか? 私の知人の落語家は、自分の家で機嫌を悪くして、家族を哀しめないように、自分の心を心地よくしてくれる良く笑うお客を客席から探し出し、その方の笑いを胸に納めて帰宅すると、家族もまた、自分に微笑みをくれるそうです。:<65-1>:


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<嫌う感情>の意味は?

2006年02月02日 | 第2章:心理療法の基本
<嫌い>と言う感情を人間から取り去ると、どのような現象が起きるか、考えてみましょう。現生人類(ホモサピエンス・サピエンス)が発生して3大文明を創り上げるまで、どんな生存競争を繰り返したか,歴史学者も苦労して思索し、研究しています。私が勉強した深層心理学は<好き嫌い><怖いか怖くないか>と言う4つの<原初感情>が現生人類の<延命術>であった、と解釈しています。この<嫌い>という感情のお陰で<危険>を避ける事も出来たし<近親結婚>を避ける動機にもなりましたし<幸福>を創造するチャンスも創れました。しかし<好き>だけで生きようとすると生物は<遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、内分泌>のバランスを失い(なになに障害<例:味覚障害、感情障害等>)の<バランス症候群>を起こします。<好き嫌い><表と裏><陰と陽><光と陰><本音と建て前>がいかに人々を総合的に幸福にするかを、しっかりと意識すると生き甲斐探索の旅で思索する際に<嫌い>という感情が人生でいかに重要な感情であるかが分かります。:<64-5>:

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<好き>の<原型>が生涯を左右する

2006年02月01日 | 第2章:心理療法の基本
人の<魂と心と体の神秘>に感動してしまうと、その領域の話題には自然と目が輝きます。心理療法の世界には<感情の曼荼羅>という重要な言葉がありますが<好き>と言う感情にも<原型>があり、その原型は、お母さんの胎内時代に聴いた音楽、幼児時代の食べ物の味等、0から5才程度の生活体験が原型の基礎として形成されています。人は深層心理の世界を持ち、意識、無意識の世界に生きていますから、生き甲斐探索の旅ではこの<好き>の<原型>を意識しないと貴重な選択の機会を失います。学生時代の職業選択、定年退職後の生き甲斐選択、この<好き>の<原型>の存在を意識していないと、悔いのある選択をしてしまいます。一度しかない人生、悔いのない選択で、この<好き>の<原型>を無視すると、必ず後日、振り出しに戻ります。ああ、無駄な事をしてしまった、この悔しさは平素、自分に正直に生きていない報いなので、心の奥深い領域で<好き><嫌い>の訓練をしながら、本音を大切に、生きていきましょう。:<64-4>:

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