生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

心をみつめる視点:体験の解釈:その11:幸福な日々の為の自問自答集の第4章

2014年02月19日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「人の愛を感じない人々」について思索していきます。どんな人でも本来、赤ちゃん時代のように、或いは、動物のように、自分を好いてくれる相手は敏感に感じるように出来ています。しかるに、生育史の何かが、素直に他者の好意を歪めて解釈するようにしてしまったようです。今更、この原因を分析することに時間をかけるよりは、「愛の原型」を思い出させる対処をしたほうが早道です。心に問題があるときは、この愛の原型を思い出せません。ですから原因を時間をかけて分析するよりは、「愛の原型」を思い出させる対応から始めたほうがよいのです。さて、愛の原型を思い出したら、そこが回復のキーワードです。自分は愛されたことがないという自己概念が崩壊し、人間並みの愛の原型が自分にも存在したんだ、という自信と安心感が将来の幸福を確保してくれます。愛を感じさせない一番大きな原因は、この愛の原型の存在を意識化出来るかどうかが再スタートの原点です。人を邪眼で観る内は、愛は感じられません。人を慈眼で観られるようになると、愛を感じます。人間はもともと愛をビンビン感じられるように設計されています。70億の人間はそれぞれ好きこのんで生まれてきたわけでなく、事情があってこの地球に生まれてきました。親のせいにして、何故、産んだかなどと言う人は往生際が悪い人間ですが、生まれた以上は自分の自由意思で幸福を掴む義務があります。この決意がないと、幸福は生涯、身につかないでしょう。いかなる環境であれ、人間の尊厳と言われている自由意思を駆使し、必ず自分の幸福を獲得する決意があれば、人は必ず周囲の人の切ない喜怒哀楽に感動し、共に手をたずさえて、生き抜こうという共存共栄の思想に到達するはづです。人の愛を感じれば愛の孤独感も激減し、幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感の5つ)は得られます。そうすると益々良き友人に恵まれ、ゆがんだ解釈をしなくなり、幸福感を感じられるような解釈が出来るようになり、その解釈を楽しみだします。暗い解釈をする人のところには暗い人が集まり、明るい解釈をする人のところには明るい人が集まり出します。いわゆる、類は類を呼ぶです。良い解釈とは明るく元気に爽やかに生き抜けるような解釈をする事を言います。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:195>

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