自分の身辺に生起する森羅万象の解釈がおかしいと人生そのものが大変暗くなり、折角の大金持ちでも不幸のどん底のような人生を送ります。また、逆に、どんなにお金が無くても、自分を大事にする哲学で生き抜く人で世界で一番幸せだと思う人もいます。例えば、昔、昔、アレキサンダー大王が有名なダイオゲネスと言う哲学者を探し出し、知恵を求めて、彼を訪ねます。ダイオゲネスは路上生活をしていました。丁度、お昼寝の時間で、樽の中で寝ている時に、当時の征服王として有名で、かつ絶大な政治権力保持者でもある大王アレキサンダーが声をかけますと、ダイオゲネスは大王と知りつつ、自分の寝ている場所が彼の日陰になり寒いので機嫌が悪くなります。そして大王に向かい発した言葉が「そこをどいて下さい、日陰となり寒いですから」といったお話を本で
読んだことがあります。相手がどんな権力者でも、自分に正直に生きるダイオゲネスに感動した我が青春時代を思い出します。今回から解釈という大問題について思索していきます。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:185>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。是非、併読いただければ勉強になります。
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