生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

三つ子の魂、百までも!

2012年12月01日 | 第12章 応用篇 心の世界を飛び回る
三才くらいまでの性格の原型は生涯影響を与える、というエリクソンの原則を軽蔑しないで、そんなものかなあ、程度に理解しておくと、却って自分の人生を素敵に創造していくことが出来ます。下記の命題9は難解ですが、一度形成された性格は、それに上乗せされていく傾向があり、意識化しておくと、嫌な性格を修正出来たり、無視したり、これからの自分の人生で無駄なストレスを蓄積しないようにしつつ生き抜く事が出来ます。一度出来た小さな核を消す事は不可能なので、その傾向さえ意識化しておけば、いくらでも自分の好きな性格を形成していくことは可能なのです。自分の生活環境は避ける事が難しく、過去を否定することなく、将来に向けての夢を育てていく楽しみを真剣に営んでいれば、人生、沢山の道があります。生きる喜びを最優先しつつ、かつ、その生きる喜びが程度の低いものではなく、真善美に適う道(自己肯定、他者肯定)を自分なりに見つけていく必要があります。

:<心の世界を飛び回る:239>

下記命題の引用はテキスト「生き甲斐の心理学:140頁参照下さい」:

命題9:環境との相互作用の結果として、とくに、他人との評価的な相互作用の結果として、自己の構造(the structure of self)がーー、<わたくしは>もしくは<わたくしに(を)>の特質や関係についての知覚の、体制化された、流動的な、しかし首尾一貫している概念形成(conceptual-pattern)が、これらの諸概念と結びつけられている諸価値とともにーー形成される。

備考:広く理論を学習したい方は左記カテゴリーの第1章から11章の好きな章をクリックして楽しみながら勉強して下さい。6年間、書き綴った2275回分の記事が同時に読めます。

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