夜明けのない夜はない、といいますが。
どちらかというと私が好きなのは、夜明け前が一番暗い、の方です。
まあ、それはさておき。
最近、人間がそれほど嫌いじゃなくなりました。
って、どれだけ人嫌いだったんだって感じですが。
人間一般っていう意味では、特別嫌いでもないけれど、あんまり好きじゃなかったんです、今まで(個人レベルではもちろん違いますよ)。
少なくとも学生時代のアルバイトの面接で「人と接するのが好きです」とか言っていたのは、まるででまかせだったことはまあ事実です。
人とは、もちろん自分も他人も両方のことですが。
(ここで「人」に自分を含めなくなったら、太宰君とお友達になれます)
朝こう考えたかと思うと、夜には全然違っていたり。
自分を守るために嘘をついたり。
無神経なことをしたり、言ったり。
後悔したり、しなかったり。
誰かを傷つけたり、傷ついたり。
弱くて。
過ちから学べばいいのに、同じ過ちを何度も繰り返して。
過ちであることも気付かないこともしょっちゅうで。
他人よりも自分のことを考えたり、自分よりも他人のことを考えたり。
でも、どの人も例外なく生まれてから死ぬまで大変なことが沢山あって。
面倒くさい生き物だな、と思うことも多いんだけど。
でも、最近はそんなに嫌いじゃないです。
人って、その人一人じゃなくて、他人と触れ合う中でどうにでも変っていくものなのだと、わかったから。
そんな風に思わせてくれた人たちに、本当に感謝です。
しかし最近つくづく思うけど、私は本当に友達にめぐまれている。
よく私なんかとこんなに長く友達やってくれてるなぁと不思議で仕方がないのだけれど。
私はみんなに何かを返せているのだろうか。