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風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

美輪明宏 『紫の履歴書』 1

2015-04-20 12:38:06 | 




歌の心の世界に差別など無いのです。
歌が悲しんでいる心もわからず勝手に差別しているのは歌の心のわからない夢のない人間達なのです。歌は人間と異って天使のように自由なのです。歌は誰にも、どんな権威にも支配されません。
だから歌は人々から羨ましがられ、望まれるのでしょう。僕は一生涯、歌の心で、歌のように自由奔放な美の世界に生きていきたいと思います。
何者にも束縛されない一生。それは僕自身が歌になることなのでしょう。それでこそ、自由な歌の心がわかり、歌と一心同体となり、人々の内部に満ち、その上空を飛び翔ることが出来るのでしょう。金色に輝く歌の天使のように。

 (美輪明宏 『紫の履歴書』)


今更ではありますが、美輪さんの『紫の履歴書』を読んだのですよ。
美輪さんの本は『正負の法則』しか読んだことがなかったのですけれど、私はこの『紫の履歴書』の方が読んでいて楽しかった。図書館で借りたのだけど、文庫本買っちゃおうかしら。
これを読んで、美輪さんの舞台の「熱いけれど冷めている」あの感覚の理由が改めてよくわかったように思いました。
舞台の印象そのままの本。
言葉が綺麗で、一ページ前と言ってることが違うじゃん笑!な感じもいかにも美輪さんで。
うん、好きですねぇ、この本。


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