プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★我が家の小さな異変

2007-04-23 09:10:32 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日の午後、町内の役員会の最中に、稲妻が走ったと思ったら、大音響がとどろいた。「近くに落ちたな!」と、思わず声に出すほどの雷だった。つい先日の能登半島地震の時も、町会の定例総会当日だったので、「この中に疫病神が居るんじゃないの。お祓いしようか」と、メンバー一同顔を見合わせた。

 7人の役員中、実家が輪島・七尾方面の人が2人おり、被災地の現実は想像以上だったとのことだった。さいわい、その後の復旧状況は円滑に進んでいるが、生活道路が寸断された地域もあり、救済の偏りは避けようが無いそうだ。

 議題もおのずと、町会の防災体制や公民館との連携、或いは、非常備品の補充問題などに集中したが、災害の想定レベルをどこに置くかが困難で、結論は持ち越しになった。防災機材を備蓄しておいても、非常時における自発的な活動は訓練抜きに容易ではなく、近隣町会との連携方法も視野に入れる必要があるようだ。

 さて、長い会議を終えて帰宅すると、我が家に異変が起きていた。3時間前の雷は、我が家を襲い、2時間ほど停電。パソコンは無事だったが、テレビは修理が必要とのこと。去年の同時期に、ビル建設に伴う電波障害で半年間、特定チャンネルにゴーストが入ったトラブルがあった。留守中、車を当て逃げされたのも去年の暮れだ。体と家のリフォームと車の買い替えのついでに、テレビもバージョンアップし、気分一新することにした。

 「私が疫病神か?」と、日頃、無信心のくせに、妙な疑心暗鬼にかられた。


★高齢者が住みにくい社会

2007-04-22 09:57:04 | 日記・エッセイ・コラム

 もうすぐゴールデンウイーク。大型連休を利用して家族旅行を計画している人も多い。が、私の地域を見回すと、自宅で過ごす人の方が多いようだ。理由は、簡単で「超高齢化」が進み、一人暮らし世帯の老人は出掛けようがないのだ。選挙の投票にさえ、遠くて行けない不自由な体の人も出てきた。

 町会役員(会計担当)をしていると、町費の集まり具合が年々、悪くなってくるのを実感する。納期までに払えない世帯や、分割払いを希望する家庭すらある。現役世代には分からない次元で、高齢者いじめの政策が進展している反面鏡だ。小さな政府と言えば聞こえが良いが、行政機能をどんどん地域社会に降ろして来ており、役員のなり手すらいなくなりつつある。超高齢化時代における町会運営のあり方を、真剣に考える時期に指しかかったように思える。

 昨日、市役所から「国民健康保険料のお知らせ」が届いた。税制改正による影響についてとし、保険料の負担額が増える説明がくどくどと書かれていた。妻が「毎年負担が増える」とこぼす。従来、金沢市は、保険料(医療分)の賦課限度額を国の基準(56万円)より低く設定(53万円)してきたが、19年度から国と同じ基準に引き上げるというものだ。

 年金生活者は、毎年、支給額が減額され、一方では保険料負担増が続いている。現役世代は、ベア等と企業負担で痛痒を感じないだけに、高齢者には極めて住みにくい政策が進行している。確定申告を済ませるたびに、税金の使われ方に対する不満が増してくる。


★華麗に加齢を!

2007-04-19 10:06:17 | スポーツ

 昨日、一人の走友からメールが届いた。昨年秋以降、レースで姿を見かけず心配していた矢先だった。2月に手術のため入院し、リハビリに努めていたと知らされた。

 走れぬ期間、過去29年間に走った全記録を分析して、今後、如何にして体力の減退を遅らせるかを考えていたとか。触発されて、私もこの機会に過去のレースをまとめてみた。走り始めたのが1997年の54歳。今年は10年目の節目であり、退職後まる5年でもある。

 さて、ささやかな私の走歴をみると、「10キロ:34回、ハーフ:26回、30キロ:4回、フル:19回、その他:6回」の合計89レースだった。これは、完走回数なので実際に走ったレースは、もう少し多い勘定になる(フルで7回、ハーフで2回途中棄権)。

 初レースは、走り始めた翌年3月の10キロで、1999年10月にハーフに挑戦。3年目からはハーフとフル主体になり、10キロは年に1度程度に減った。走る度に記録が伸びる時期だった。とりわけ、4年目の2001年は、年間12レース中フル7回、ハーフ4回、10キロ1回と一番充実した一年だった。

 あくる2002年2月、会社の仲間が送別会を兼ねて一緒に走ってくれた「第31回いかるがの里・法隆寺マラソン」(ハーフ)を最後に、1年半のブランクに入った。復帰は、2003年8月の10キロで、62分32秒。初レースの60分00秒にも及ばなかった。その後のレースでは、各種目とも以前のようなタイムで走れることは無くなった。

 私がマラソンに魅力を感じるのは、誰にも一切のハンディがなく、練習以上の結果が出ない競技であることと、自分の世界に埋没できるからだが、スタート前の華やいだ光景も好きだ。ランナー同士が交わす会話は、決まって最近の調子や目標タイムなどの他愛のないもの。短い時間だが、お互いに元気を分け合い、かさばらない土産を記憶にしまいこんで、走り出す。元気でいればいつか必ず、どこかでまた会えると信じて!!


★ひとの目と自意識

2007-04-17 08:55:03 | 日記・エッセイ・コラム

 NHKの「ラジオ深夜便」は、幅広い年齢層に人気がある番組で、私も夜中に目が醒めた時、耳を傾けている。15日のロードレース当日、慣れぬ肉体労働に体の節々が悲鳴をあげて熟睡出来ず、午前1時過ぎに目が醒めた。

 ラジオのスイッチを入れると、聞き覚えのある懐かしい”三つの歌です君も僕も、あなたも私もほがらかに、、”の主題歌。宮田輝の名司会に加え、ゲストとして登場したのが、「とんち教室」の青木先生。一気に50年前にタイムスリップし、当時の世相に思いを馳せた。

 午前4時からは、「心の時代」。俵もえ子の「1.2の3で温泉に入る会」の話は、乳がんで乳房を失い、好きな温泉に入ることが出来ない仲間を募り、一緒に温泉に浸かるというもの。私も、5年前に脳炎・敗血症を患って以来、入浴する際、タオルで下半身を隠し、湯船に浸かる間際に、タオルを外すようになった。人の目がお尻のケロイド状のアザに集中するのを意識しての所作だ。最初は、膝やふくらはぎに大型の絆創膏を貼っていた。その後、少しずつ露出させるようにしたが、かなりの勇気を要した。

 周囲の人は、意識過剰の一言で済ますが、身体にハンディを持つ者共通の心理だ。自分では、何も悪いことはしていないのに、どうして?」と葛藤する日々。女性の場合、男以上にデリケートになる気持ちが痛いほど伝わってきた。ブログ上で告白することで、心の踏ん切りをつけたいのだが、、、。


★第32回全国健勝マラソン日本海大会

2007-04-16 09:22:17 | スポーツ

 4月15日、第32回全国健勝マラソン日本海大会の会場にあたる加賀市陸上競技場周辺は、例年なら八重桜のピンク色に染まるのだが、今年は新緑に包まれていた。

 大工さんが、休日返上で工事をするというのを、レース後に回してもらっての参加だった。東京マラソン以降、左腰痛に悩まされ、思うようなトレーニングが出来ないでいたが、。エントリーしたのが1月だったので、無理を押して走ることにした。が、今回のレースを最後に、秋のシーズンまでレースには出ないで、基礎体力の強化をしながらじっくりと仕上げて行く計画だ。

 さて、レースは、二人とも10キロの部を走ったが、私は57分11秒、妻は61分36秒で現状では最高のパフォーマンスだと納得。同コースでフルを走りたいと考えていただけに、凋落振りが口惜しい。確実に進行する”老い”と持病の”進行”を如何に食い止めるかが、目下の大問題だ。

 厚労省が決めたメタボリック診断の義務化などは、無駄な投資だと思う。健康管理は、運動論ではなく、自己管理の徹底以外に秘策は無いと銘ずべきだ。禁煙を勧めるたびに、決まって「禁煙するくらいなら死んだ方がましだ」と答える友人がいたが、実に愚かしく、疎遠になった。セルフ・コントロール出来ない人は、何事においても同様だ。