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時悠人chosan流処世術

★新東京都知事へのエール

2007-04-09 09:05:27 | 日記・エッセイ・コラム

 昨日8日、選挙投票所となっている小学校の校庭には、例年より早めに見頃を迎えた桜の花が咲き誇っていた。若い頃は、何気なく観てきた桜だが、最近では「あと何回、楽しむことが出来るのかな」と、感慨深く観賞するようになってきた。

 投票を終え、好天にも誘われて自宅近くの桜並木を散歩した。河原でえさをついばむ鴨も、時々顔をあげて桜の花を見ているよう。北へ帰らず、棲みついてしまった鴨たちは人間を警戒しない風情で、どこかのんびりしているように映った。

 さて、全国でも一番注目を浴びた首都決戦は、石原さんが圧勝した。予想通りだったが、解決すべき課題も山積していることは事実だ。人格高潔で政治力もあるにこしたことはないが、欠点を補って余りある結果を出す人の方が、政治家としては好ましいと都民が判断した結果だろう。

 新銀行東京の累積赤字をどうするか、築地の移転問題、更には、五輪招致に向けた取組み等々は、都財政に直結する難問だ。マンモス都市東京を住み良い都市に改造するためには、国の財政力を投入すべきだとさえ思う。日本の顔としての東京が、人間性豊かな都市に再生出来すれば、きっと「美しい日本」が再来すると期待しつつ、8年間で溜まった負の財産を如何に解消するかを注目して行きたい。