プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★家庭のリストラを進めるべし

2007-04-30 09:40:22 | 日記・エッセイ・コラム

 ”リストラ”と聞くと、企業の組織整備にあわせて行う解雇を思い浮かべるが、本来は、再構築。今春、”団塊の世代”の大量退職が始まり、80兆円規模ともいわれる退職金目当てのビジネスが全開の様相を呈してきた。あわせて、年金分割法が施行され、熟年離婚が増加傾向に転じたが、実に愚かしい。夫の年金の半分が貰えると鵜呑みにしていると、思わぬ目算違いになりかねない。自分の余生を満喫したいと望むなら、「家庭のリストラ」を勧めたい。

 結婚して長年、出産・育児・教育に加え、夫のわがままを許してきたご婦人なら、これから先は楽が待っている。あらゆる苦労を乗り越えてきたのだから、これからの時間は夫を上手に操縦するだけ。離婚して新たな苦労を背負い込むよりもはるかに容易だ。

 殺し文句は、ただ一つ。「私が先に死ぬかも知れない」だ。世の亭主j族は、たいてい自分が先に逝くと思っているから、このセリフは結構堪えるはず。万が一、一人になった時のことを考えて、炊事・洗濯・買い物等々、夫の自立を促す方策を講じれば、主婦の負担は軽減され、自由時間を余暇にあてることも可能になる。

 夫婦と言えども、もともと他人同士。人格を認め合った友人関係で同居生活をしていると考えれば、お互いのエゴも認め合うことが出来よう。かくいう私も、「言うは易く行なうは難し」で、日々、悪戦苦闘している。一生のライフステージを考える際、家庭のリストラもあらかじめ、計画に入れておくことが賢明だと思う。