プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★老いの証明(後編):何気ない心地よさ

2019-07-28 08:38:54 | 日記・エッセイ・コラム
 久しぶりに大乗寺丘陵公園までジョギングに出た時、男性が「おはよう」と声をかけて来た。

 誰だかとっさに分からず、「おはようございます」と応じると、「奥さんは?」と問われ、記憶がよみがえった。「先に」と前方を指さしたら、「そうでしたね」と笑顔が返って来た。

 私と妻が、家の前を通ると、いつも花壇の水やりの手を止めて「元気ですねぇ!」と声をかけてくれた。が、徐々に「奥さん、先に行きましたよ」になった。

 今では、妻と走るコースも時間帯も別々なので、ちぐはぐな会話だなと思いながら、名前も知らない者同志で挨拶を交わす平穏な心地よさを感じた。