植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

三国志ファイト

2009年06月22日 10時30分22秒 | ゲームシステム
 最後に遊んだのが、本日のメインとも言うべき、TDFさんの「三国志ファイト」。TDFさんの三国志作品の中で、最も簡単だと言うことで、どんなルールに纏まっているか気になり買ってみた次第。
 特徴的なのは、群雄は選ぶのじゃなく、他の武将カードと一緒に混ぜて山にし、配られます。つまり群雄が来ない場合もあるのです。
 配られた20枚前後にも及ぶ、武将カードの所属(史実上、どこに所属していたか)を合わせた軍団を作って、その軍団で攻めるといった形です。
 けっして同じ所属にしなくても良いのですが、所属が同じだと+1の得点が付き、そこに群雄が含まれているとさらに+1になり、有利です。

 盤面は画像のように、20前後ある領地の1つから支配地を延ばしていきます。空白地は3枚の武将カードを使用済みにするだけなので、空白地は難なく手に入り、他のプレイヤーと隣接してからが問題になります。
 プレイヤー6人と大人数で行ったのですが、あらかたの空白地がプレイヤーに取られた時点で、勝利条件にリーチのプレイヤーが2名も出現!
 この2名は、私の支配地長安を攻め取ればそれで勝利ってことになり、このままでは私は1回目を勝っても、さらに残った兵力で、2回も勝利しなければならないことに…
 この状況を見かねたほかのプレイヤーが、このリーチ条件のプレイヤーに先に攻めて弱め、これによって私は1人だけを相手にすれば良くなり、難を逃れます。
 基本的に、この後も勝ったプレイヤーがリーチになり、それを隣接しているプレイヤーが阻むを繰り返します。そして最後は、攻めた方が負ければ兵力が居なくなるので、手番の都合、攻められた方が逆に攻め返すことで、どちらが勝利条件を満たす状況になり、この2人のプレイヤーだけで最終決戦が行われ、最初に攻めたプレイヤーが辛くも勝利してゲームエンドです。

 評価としては、簡単で白熱できるルールだと思います。特に三国志の武将って一騎打ち、軍隊戦、策略を駆使するのですが、このゲームの戦争ではこのどれで戦うことになるか判らず、それぞれ高い武将を軍隊に混ぜておく必要があります。
 ここが武将も軍師も同じように活躍できる仕組みになっています。

 ちょっと問題に感じたのは、勝利条件が少ないためか、他のプレイヤーが関与しないうちに負けてしまうことがしばしばあります。しかし、見た感じではこの条件をきつくすると、どの国も疲弊する泥沼になりそうです。
 あと、領地が隣接しているところしか攻められないのも、他のプレイヤーが関与できないところかもしれません。
 6人で遊びましたが、4人だともっと違う感じになるのかもしれません。


TDF - 三国志ファイト

オリジナルカードゲーム 植民地戦争

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コメント (2)
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