ジョン・グリシャムと言えば、リーガル・ミステリーの大家だが、こんな小説を書いているとは知らなかった。スポーツ小説である。主人公はNFLのいろんなチームを渡り歩く3番目のクォーターバック。レギュラーでなく、二番手でもなく三番手。病院のベッドで目覚めるところから始まった。「なんで、おれが試合に出場していた?」という言葉が彼の位置を見事に示す。最高の試合を完璧にぶっつぶし、(何せ、パスはすべて敵に投げられて)、挙句にサックされて脳震盪でダウン。それが運が良かった(意識を失えて)というくらい。エージェントが見つけた先がイタリア。あのフッチボールの国にアメフトのリーグがあり、スーパーボウルもあるという。パルマ・パンサーズというチーム。判事のフルバック、レストラン経営者のランニングバックといったチーム。そのチームの中での再生の物語。正直、こういう話、好きです。楽しく読ませてもらった。あとがきにあったいくつかの彼の小説、読みたくなった。ということで、☆☆☆☆。
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