再読シリーズ。元新聞記者で犯罪ノンフィクション作家フランク・コーソのシリーズ第三作。今回はコーソがダラスの大陪審からの召還を受けている。召還の期限まで数日を逃れようとするコーソはドアティとともに雪道に。迷い込んだ家で白骨を発見する。アメリカの大きさを感じさせる作品。ニューヨークからほど近い所に古いアメリカがそのまま残っていたり。少々設定が大袈裟になってきた感はあるが、アメリカを知ろうという点では興味深い一冊。☆☆☆ほ。
再読シリーズ。元新聞記者で犯罪ノンフィクション作家フランク・コーソのシリーズ第二作。病院が小さな地震で崩壊、多数の死者が出た。訴えられたのはロシア・マフィアのバラギュラ、手抜き工事による崩壊の罪。しかし裁判は証人が消えることで流れ、裁判地を移しシアトルでの裁判に。裁判を傍聴するコーソ。一時期コーソの恋人だったカメラマンのドアティが事件に巻き込まれ、重傷を負う。そして命を狙われる。コーソはドアティを守れるか、そしてバラキュアを追い詰めることは。時間の経過とともに視点を変えて描く手法は健在。意外性のある展開で惹きこまれる。終盤まで意外性があり、またコーソ自身の秘密もシリーズの中で少しずつ明らかに。☆☆☆☆。