カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『オイアウエ漂流記』荻原 浩 新潮文庫

2012-05-06 17:08:33 | 番外
 トンガからラウラ諸島へ飛んだ旅客機が墜落。建築会社の一行、新婚旅行の夫婦、戦跡訪問の祖父と孫らが無人島生活へ。部長、課長、主任、平とお得意さんの御曹司、お見合いパーティで結婚をしたカップル、ぼけかけた祖父と孫。そして謎の欧米人。場面によって視点を変えながら、人間関係が描かれ、そして変化をしていく。不思議な漂流記。漂流記というか無人島滞在記なのだけど、何故か昔から漂流記なのだな。☆☆☆ほ。



1 コメント

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純粋さを小出しにされてる感じ (Swit)
2012-05-15 00:19:24
いろんな立場の人が無人島で生活する、
それをいろいろな立場の人の視線で描かれている、

荻原さんの解説記事を見つけたんですが、
どうやら
「変わることのないひとつの手法で表現し続ける」
才能で、
「真っ直ぐな気持ちをわかりやすく表現」
できる方なんだとか。
http://www.birthday-energy.co.jp/
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