有川浩の図書館戦争シリーズ③。今回のテーマは言葉狩り。舞台は茨城県。県展で良化委員会の制服を使った「自由」という作品が優秀賞を。屋外に展示の「自由」を守るために、特殊部隊が茨城に派遣される。ところが茨城は大変な事態になっていた。自己規制という名のメディア統制、「差別語」という不思議な言葉。これらの問題を分かり易く差し出してみせる作者の手腕は流石。本当に危ないよ!って所を、郁の不器用な恋とともに描く。あの手塚も次第に変わっていくのも面白い。この巻でお仕舞いと思ったら、もう一巻あるとかで、☆☆☆☆。
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